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2013年5月

エピソードで語る

 

 子どもとの関係を考えてきた。

 

 障害のある子ども達との関係を考えてきた。

 通じ合うということにこだわってきた。

 師匠、片倉信夫先生の自閉症児者とのつきあいに

関する日本語は、一見わかりやすくて奥が深すぎる。

 

 『自閉症なんて怖くない』片倉信夫著 学苑社等の

先生の著作の日本語を追いかけてきた。そこには

人と人とのコミュニケーション(関係)が、ここまで

深く掘り下げられ、言語化できるのか・・という記述が

山のようにある。

http://www.gakuensha.co.jp/cn21/pg119.html

 

 せめて、自分が引退するまでに足下まででも到達

したい・・その思いは、臨床現場の一線から離れた

今も変わらない。その思いを抱いて、これまで、

子どもとの関係をエピソードとして記述することに

こだわってきた。エピソードとして語ること、つまり

日本語にすることにこだわってきた。

 

 そんな生き方をしてきた私のこれまでの学びと

多くの方々との出逢いとつながりをエピソードで

記述した拙著『エピソードで語る教師力の極意』

明治図書を出版していただいた。ただし、タイトル

は事実とは違う。私は「極意」などわからない人間

である。でも、なぜ、これまで障害のある子ども

特別支援教育にかかわって生きてきたのか、

なぜ、子どもとの関係にこだわってきたのかは

綴ったつもりである。

 

 苦戦している子どもと一緒にぼちぼち進んでみ

るか・・そのように思ってくださり、子どもの「個の

物語」を語るおもしろさと嬉しさを共有できる仲

間が増えることに寄与できれば幸いである。

http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-137419-8

青山新吾―エピソードで語る教師力の極意

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通常の学級における特別支援教育を進めるために必要なこと

明日の教室・東京分校で標題のテーマで

お話させていただいた。エピソード語り1本

で「特別支援教育の物語」を語り続けた講座

だった。

 福文堂の「教職ネットマガジン」でその様子を

編集してアップロードして下さった。代表取締役

の村岡明氏の丁寧なお仕事に心から感謝

したい。

 ありがとうございました。

 月額735円で購読できる「教職ネットマガジン」

 いかがだろうか?

https://kyo-shoku.net/category/hints/sne/

 

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「町医者理論」:『石川晋 エピソードで語る教師力の極意』を読んで

 

 石川晋氏の標題の新著を拝読した。

 

 石川さんは、同い年の盟友の一人だと僕は

勝手に思っている方である。

 

 この本は、同名のタイトルで10名の人が

書いていくシリーズで有り、氏の著作は

そのシリーズのトップを切って刊行されたもので

ある。

http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-137117-3

 巧みな筆致で描き出される石川ワールドで

あるが、今回、一番「やられたな~」と思った

ところは最終第10章で提案されている「町医者」

理論である。氏が述べる「町医者」とは「必要と

する人々に向き合い、日々を大切にし、誠実な

仕事ぶりで町の人々から賞賛される」人である。

そして彼は「私が考える教師像も、こうしたもの」

と言う。

 

 彼は更に述べる。「自分の身の丈にあった理想の

教師像を思い描きましょう。喜びや苦しみを共有

しながら、みんなで伸びようとする雰囲気を、教

室に職員室に、作り出せる教師であり続けましょう。

自分の得手不得手を自覚して、つながりを大切

にしながら協同で仕事ができる教師を目指しま

しょう。そういう教師としての在り様を、私は「町医

者」にたとえています。」

 田舎の通級指導教室の教師として、細々と、

当たり前のことを、少しだけ丁寧にやって来たつ

もりの私も「町医者」教師を自認していただけに

「やられたな~」なのである。そして、嬉しく、共

感して読んだ。

 

 気分転換に先日から読み直している島耕作シ

リーズのコミックに、若き頃の島が、本社から

大阪営業所事業部に配属になるくだりがある。

そこで、本社での仕事の仕方との違いを同僚から

諭される場面があった。日本の経済を見つめて

いる本社の仕事のやり方ではダメなんだ・・・と。

 

 何か共通するものを感じた。

 このシリーズ、もうすぐ執筆陣の末席に私も

加えていただいて刊行予定である。そこにかなり

悔いが残った。

 私が、障害のある子どもとずっとつきあってきた

理由が綴りきれていなかったと思ったからだ。

 

 私が、夜行バスで往復し、状況を重ねて学んで

いたのは、当時、本当に情報が少なかった地域の

子ども達や家族が必要としていることを少しでも

活用しよう、活用してもらおうという思いがあった

からである。そして、いろいろな人たちとつながって

いくことで、ほんの少しでも前に進んでいけるかも

しれないと思っていたからだと思う。

 

 彼の言葉を借りれば「自分の現状と密接な学び方」

を模索していたといえるだろう。

 

 初任当時、私を育ててくださった影山訓美先輩から

「関係機関とかに電話した時に、顔が浮かぶような

人を作りなさい。」

と教わった。

 

 連携とは何か?

 

 つながりあって仕事をするとは何か?

 高尚な理念ではなく、現場で、地域で必要なことを

生活実感(実践実感)のあることばで教わった。

 特別支援教育における「町医者理論」

 

 僕も書いてみたい心境である。

 

 『石川晋 エピソードで語る教師力の極意』

 

 自信を持ってお薦めの1冊である。

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特別支援教育には「個の物語」紡ぎがよく似合う

 どの子にもその子の「物語」がある。

 「個としてみた時の個」であっても「集団の中の個」

であっても、その子を取り巻く周囲との関係の中で

生き、その子にしかない「個の物語」がある。

 特別支援教育は、当たり前のことをほんの少しだけ

丁寧に子どもや周囲とかかわって「個の物語」を作る

こと・・。

 そのような思いをエピソードで綴った『青山新吾ー

エピソードで語る教師力の極意』明治図書を出版

していただけることになった。その拙著に関する

インタビューが掲載されている。

http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20130356

 でもこの書名、実はウソである。

 僕は教師力の「極意」など持ち得ていないし分から

ない。

 でも、なぜ僕が苦戦している子ども達とつきあって

教師人生を送ろうと思ったのか・・については愚直に

綴ったつもりである。よかったら手に取ってくださると

本当に幸せです・・・。

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