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2012年1月

DVDになりました「僕が自閉語を学ぶわけ」

 一見、人と交わりたくないように

見える子どもたち。

 一見、僕らとは全く違う世界に

いるように見える子どもたち。

 片倉信夫氏は、彼らとの徹底的な

やりとりと、その結果としての内面

の交流を『僕が自閉語を話すわけ』

と表現されました。僕も、わずかなが

ら、その方向を追ってきました。そして

これからも追い続けようと思っています。

 それが『僕が自閉語を学ぶわけ』なの

です。

 このDVDは、今まで僕が教えていただ

いたことを「個の物語」に乗せてことば

に紡ごうとしたものです。同時に今後

の特別支援教育の展望についても若

干の考えを述べました。

 皆様のお手にとっていただけると幸せ

です。そして、あちこちで、多くの方々

の「思考」のきっかけになると嬉しく思

います。

 明日の教室大阪分校での僕の講演を

DVDにしていただきました。明日の教室

の代表、糸井登先生、大阪分校の川本

先生、吉川先生、そして有限会社カヤの

平井社長さん、その他、後押ししてくださった

多くの方々に感謝します。

 

 内容は、マニュアルではありません。

 

 今はやりの、障害特性への対応、支援を

お話ししたものでもありません。

 

 愚直に、子どもと、子どもを取り巻く周囲との

関係をことばに紡いだものです。

 

 よかったら、どうぞごらんください。そして、

明日からの思考のきっかけになれば幸せです。

 

 よろしくお願いします。

ダイジェスト編はこちら

     ↓

http://www.youtube.com/watch?v=n31T4wc_rtg&feature=related

お申し込みはこちら

     ↓

http://sogogakushu.gr.jp/asunokyoshitsu/dvd_1.htm

 よろしくお願いします。

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学びにくさを有する子どもへの学びのしかけ

 学びのしかけメールマガジンに2年にわたって

連載をさせていただいてきた。ここで連載も一区

切りとなる。そこで、これまでの原稿を振り返り、

少々の意味づけを試みた。

 来年度は、学会その他で、この取組を継続して

発信する予定である。

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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
               192号 2012年1月22日発行
                      (毎週火金日発行)

http://www.jugyo.jp/
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
★目次★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.学びにくさを有する子どもへの学びのしかけ
            ~2年間の連載を通して見えてきたこと~
                       「インクルージョン」編集委員
                            ノートルダム清心女子大学  青山 新吾
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 青山新吾さんの登場です。今回で連載はひと区切りとなります。2カ年
にわたる執筆稿の流れを整理して、価値づけをしてくださっています!
                           (石川 晋)
------------------------------------------------------------------
1.学びにくさを有する子どもへの学びのしかけ
            ~2年間の連載を通して見えてきたこと~
                       「インクルージョン」編集委員
                            ノートルダム清心女子大学  青山 新吾
------------------------------------------------------------------

 ある学生との会話である。
 「教育実習で、子どもたちの発言があまりにも少ないから、学習ゲーム
を使った算数の授業をさせていただいたんです。」
 「へー、おもしろそうだね。」
 「そうしたら、いつもと授業とは違って、子どもたちがイキイキ活動し
たのです。」
 「活動が活発に見えたわけだね。」
 「授業が終わってからの担当の先生からのご指導で『子どもが頑張って
いましたね。でも、5年生の授業としては騒がしすぎましたね。』と言わ
れたのです。」
 「なんと!」
 「あー、これが青山先生が以前講義でおっしゃっていたことなのか~と
思いました。」
 「うん。まさか、それをその場で言ったとか!?」
 「いえ、黙っておきました(笑)。」

 ここには、誰かが決めたことではないにもかかわらず、小学校高学年の
授業は静かに行われるものであるという前提があるように思われる。そし
て、ここには「子どもにとっての学びの内容」といった、子どもの「学び」
という発想がないように見える。
 しかし、本連載でこだわってきたのは「子どもにとっての学び」である。
しかも、それは「学びにくさを有する子どもの学び」である。
 2年間の自身の論稿を振り返り、見えてきたことを考えたい。

 メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」(以下メルマガとする)
第51号では、ある自閉症・情緒障害特別支援学級での様子を報告した。
そこでは
・ことばや状況の理解
・友だちとの人間関係の難しさ
に課題を有すると思われる子どもが、友だちと「協力」して複数のブック
エンドを制作し、それらを校内の他のクラスにプレゼントする一連の取組
があった。

http://jugyo.jp/?p=220
 この取組では
・グループで
・子どもの興味関心のある題材で
・周囲からの期待を感じながら
・「協力」する場面が生じるように
・後で「視覚的に」授業を振り返ることができるような
「学べるためのしかけ」が施されていると考えた。

 メルマガ第80号では、通常の学級の算数の授業の中で見た「協同的な
学び」で学べないように見える子どもの様子を報告した。

http://jugyo.jp/?p=336
 そこでは、単に「協同的な学び」の場面を設定するだけでは、依然とし
て学びにくい子どもが存在すること、その場合には、個別のかかわりの中

・子どもの試行の筋道を知りたい
・子どもの「本人論理」を知りたい
・子どもの「しんどさ」を知りたい
・子どもと感情の交流をしてみたい
といった願いを持った。協同的な学びでは学びにくい子どもについて、子
どものことばに耳を傾け、子どもと対話し、人と一緒に、学びにくい子ど
もたちの「学びやすさ」を考える作業の必要性を考えた。

 メルマガ106号では、ある通常学級の算数の授業における「学びにく
さ」を有する子どもたちの様子とそこへの「しかけ」を考える際の発想に
ついて報告した。

http://jugyo.jp/?p=422
 そこで見た子どもたちの「学びにくさ」を
・言語指示の理解しにくさ
・理解のスピードのゆっくりさ
・活動のゆっくりさ
・基礎知識等の不十分さ
・自信のなさ
等ととらえた。そしてその子どもたちの「学びやすさ」のためにしかけを
「教師による個別指導の時間確保」以外に探ろうと試みた。その際最も重
要なのは、学習に苦戦している子どもたちについて「教えやすさ」の発想
だけではなく、「学びやすさ」へ対応する発想を持つことだと考えた。

 メルマガ145号では、大学における自身の講義の様子について報告し
た。

http://jugyo.jp/?p=532
 多様な実態の子どもたちをくるんだインクルーシブ発想の教育を考える
際の重要な視点に、「協同的な学び」があると考える。それを学ぶ過程に
おいて、まずは私たち関わる側自身が「協同的な学び」を実感することが
重要だと考えた。 
 
 これら4本の論稿のそれぞれのキーワード、キーフレーズは
 ・学びのしかけ
 ・協同的な学びと学びにくい子ども
 ・「学びやすさ」の発想
 ・関わる側の実感 
であった。

 この秋弘前大学で行われた日本特殊教育学会において、自主シンポジウ
ム「保育・教育現場の多様な実態に応じた取組を考えるその1 ー子ども
の「学びやすさ」に応じるー」を企画した。
企画者・司会者   青山 新吾(ノートルダム清心女子大学)
企画者・指定討論者 堅田 利明(大阪市立総合医療センター) 
企画者・指定討論者 久保山茂樹(国立特別支援教育総合研究所)
話題提供者     森本亜紀子(あけぼの幼稚園)
話題提供者     上條 晴夫(東北福祉大学)
指定討論者     藤原 友和(函館市立昭和小学校)
のメンバーで行ったこのシンポジウムでは、幼稚園での一人一人のそだち
を確かめつつのゆるやかな学びの環境の整理から学べること、小学校以降
の教育において、教師たちが子どもの側に立つことや、学びやすさの実現
に向けて、省察し変容していくことを妨げているものは何かについての問
いかけがなされた時間であった。
 今年も、データを元にして、このテーマでの自主シンポジウムを継続す
る予定である(2012年9月28日~30日 於:筑波大学)。

http://www.jase.jp/common/img/50taikai.jpg
 
 2年間の取組から見えてきたことは何か?
 それは、教育の根幹に流れる「学びやすさ」の発想を実感していくこと。
 また、単に協同的な学びを行えば、「学びにくさを有する子ども」が学
べるようにはならないこと。そのためには、協同的な学びの精度を上げる
とともに、個への必要に応じたかかわりが重要であると思われる。つまり、
それらを併せた形での、個を見つめる「個の物語」を丁寧に紡ぐ必要性を
感じるのである。 
 これらの課題を踏まえ、今後も愚直な取組と検討を行っていこうと思う。
そして、それを提案できる形にしていきたいと考えている。
 2年間お読みくださった皆様、ありがとうございました。

授業づくりネットワーク誌の最新号
http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
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【編集後記】
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 青山さんにはこのプロジェクトの立ち上げ当初から関わっていただきま
した。青山さんご自身にとっても、行政職から大学へ転出という大きな節
目の時期にご執筆いただくことになりました。お忙しい合間を縫ってのご
執筆に感謝です。
 青山さんの御講演のDVDが発売になりました。私も早速購入しました。
おすすめです。
 明日の教室DVDシリーズ第20弾「僕が自閉語を学ぶわけ」(kaya)
 
http://sogogakushu.gr.jp/asunokyoshitsu/dvd_020.htm

 次号は、江間史明さん。ワークショップチームから登場です! どうぞ
お楽しみに! 
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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第192号(読者数1825) 2012年1月22日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
twitterはこちら⇒
http://twitter.com/#!/gbc02527
Facebookはこちら⇒ http://www.facebook.com/haruo.kamijo
編集部ではチームに分かれてMLによって原稿検討を行っています。本メ
ールマガジンの記事を読んでいただいた率直なご意見・ご感想をいただけ
ると幸いです。本メールマガジンの内容に少しずつ反映をしていきたいと
考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
登録・解除
http://www.mag2.com/m/0000158144.html
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長瀬拓也さんの新著から考えたこと

 岐阜の中学校教師、若き天才だと僕は思っている

長瀬拓也さんから新著を送っていただいた。『誰でも

うまくいく!普段の楽しい社会科授業のつくり方』黎

明書房 である。

誰でもうまくいく!普段の楽しい社会科授業のつくり方

 彼の書いた初めての授業づくりに特化して向き合

った本だと思う。いつか、授業に特化した本、自身の

実践について書き込んだ本を書いて欲しいと思って

いたので、率直にいいなーと思って読んだ。

 この本の中で、僕が卒論で研究させていただいた

長岡文雄先生が取り上げられている。奈良女子大学

附属小学校で長く教鞭を執られた社会科授業の

大実践家である。

 僕にもずっと心に刻まれ続けてきた長岡先生の

ことば「子どもにとっての切実さ」を長瀬さんも取り上

げておられて、とても嬉しい気持ちになった。

 学生時代、社会科教育を学んでいた僕が、結局は

障害のある子どもの教育に携わり続けてきた。しかし

「子どもを見つめるまなざし」「子どもの世界を見つ

める」ことを実践の基盤においてきた(つもり!)

ことの根幹に、長岡先生やゼミの指導教官であった

高山芳治先生(現在 京都女子大学教授)の影響が

あったのは間違いないと思う。

 学びとは、今を大切にすることでもあり、また、

未来への投資でもあるのだろう。

 その時その時を大切に生きることが、形を変えて

影響し、それぞれの自分の道を生きる中で生き残る

こともあるのだと思う。

 おっと、長瀬さんのご著書の紹介から離れてしま

った。

 明快な彼の文体とわかりやすい表現の1冊である

このご本、小学校の若い先生方とそのたまごの皆さ

んにおすすめである。

 欲を言えば、1本でいいから、目の前の子ども達と

切実に向き合って一緒に作り出した授業実践を

書いて欲しかったと思う。が、そのような「不透明な」

「迷っている」ものを書き込むと、この本のコンセプ

トから外れるな。ないものねだりはダメだと思いつつ、

子ども達と一緒に作ろうとした、そして作った事実を

知りたいなーとリクエストしておくことにしよう。

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今年もよろしくお願いします

 新年おめでとうございます。

 皆様、どのようなお正月を過ごされましたか?

 僕は、義母と妻にすっかり甘え、のんびりと

読書とお節とお雑煮と・・という時間を過ごさせて

もらいました。

 久々に、溜めてあった本を十数冊読み、ものを

考える時間がありました。と言っても、大幅に遅

れている新著の原稿書きもしながらでしたが・・・。

 大学に移っての2年目を迎える今年です。

 初めてだったから。知らなかったから・・という

言い訳が通用する1年目は終わろうとしています。

周囲の方に甘えてやらせてもらってきましたが、

もう、そういうわけにもいきません。

 1年目は、時間の使い方を思いきり贅沢にして、

ゆったりした時間に投資してきたように思います。

が、それだけでは、1日にどれだけ時間があっても

足りませんから、今年は、時間の使い方に厳密さを

持とうと思っています。

 

 初めて持っているゼミ生との学び。

 学生達との自主的な学び。

 今年、少し布石を打った研究的な動きとアウトプット。

 いくつかいただいている研究協力の動き。

 研究に直結しないけれど、地域の動きを作っていく

ための仕事いくつか。

 新たに始める学び。

 学内の仕事あれこれ・・ 等々。

 溢れてくるあらゆる事柄にしなやかに向き合いたい。

 そのためには時間が必要です。

 今年の仕事のはじめとして、昨年度、大阪で講演

させていただいた際のDVDが出ます。

明日の教室DVDシリーズ第20弾

僕が自閉語を学ぶわけ

~特別支援教育の今後を考える~

http://www.sogogakushu.gr.jp/asunokyoshitsu/dvd_1.htm

 実は、あまり、今後を考えられていない(笑)。

というか、今後を考えた時の「本質」について考えている

つもりです。

 D VDについての思いはまた、改めて・・。

 では、どうぞ今年もよろしくお願いします。

 年始の挨拶ということで、文体を変えました。

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