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2011年12月

1年間ありがとうございました

 大晦日。

 今ごろ年賀状の投函に行った以外はどこにも行かずに

家で過ごしている。

 この1年。

 僕にとって忘れられない1年になるだろう。

 県の職員を退職。

 大学に異動。

 初めての大学での勤務。

 これまで、どれだけ多くの方々に支えられ、教えていた

だいて今日に至ったのか。研究室から眺められる中庭を

見ながら何度も考えた。

 学生への講義、指導。

 大学での業務。

 何もかも初めて。

 採用試験の合格の喜びにも、不合格の涙にもつきあ

った。寄り添った者としてのおのれの未熟さを感じる

瞬間があった。

 

 研究の種まきの1年にしようと考え、来年度以降の

布石を少しでも打とう思った。

 あれこれと僕へのオーダーがあった。

 通常の学級の特別支援教育。集団づくり、授業改善。

 特別支援学級の国語の指導。カリキュラム検討。

 「学びのしかけ」プロジェクト。

 中学校の特別支援教育。進路に向けて。

 交流及び協同学習。

 通級による指導の運用。

 吃音指導。

 幼稚園の特別支援教育。

 気になる子どもへの保育・教育。

 自閉症の子どもへの療育指導。

 保護者へのサポート。

 どれもこれも、僕には荷が重い課題ばかりであったが

これらのオーダーは、僕を鍛えてくださるものばかりで

あった。できるかぎり努力をしたつもりである。

 ただ、来年以降は、少し仕事の方向や内容について

考えていこうとは思っている。

 ゼミの忘年会で学生達が撮ってくれた写真に

「 ゼミ1期生!」

とあった。そう、確かに彼女たちが僕のゼミの1期生

なのだ。あー、そういう風に思っているんだな・・と思うと

何か少し胸が熱くなると同時に闘志がわいた。

 これから、心が折れそうになることがあったら、

あの写真を眺めることにしよう。

 来年は、彼女たち1期生と共に進むことが

仕事の中核になるだろうから・・。

 1年間お世話になった数え切れない皆様、

本当にありがとうございました。

 どうぞよいお年をお迎えください。

 そして、来年もよろしくお願いします。

 学びにくい、暮らしにくい子ども達とそのご家族が

少しでも笑顔になれるよう、愚直に進もうと思います。

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特別支援教育に「フォローの技術」を! 中村健一先生の新著です

 山口の中村健一先生が新著を出された。

 『学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術』

黎明書房である。

学級担任に絶対必要な「フォロー」の技術

 中村健一さん。

 「笑い」を教育に取り込んだ実践の日本の第一人者

である。

 以前にも著書を紹介させていただいた。

教室に笑顔があふれる中村健一の安心感の

ある学級づくり』 中村健一著 黎明書房

http://yumeoitokubetsu.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-8aed.html

 そこにも書いたとおり、とにかく彼はいい男である。

 信用できる男である。

 その彼の新著のテーマは「フォロー」。

 お笑いは「フリ」「オチ」「フォロー」で構成される。その

「フォロー」である。

 この本、特別支援教育のテキストの1冊に加えようと

思う。本気である。

 とにかく凄くいい。

 クラスにいるであろう、様々な子ども達への「フォロー」

の技術が紹介されている。いや、彼は(執筆している彼

らは)「技術」というが、これは「技術」というのだろうか

と思えるものがここにある。

 叱るのではなく「ツッコむ」というフォロー。

 「マンツーマン」のフォロー。

 「約束を振り返らせる」フォロー。

 「さりげなくほめる」フォロー。

 「とりあえず流す」フォロー。 などなどが紹介されている。

 そうか! と思った。

 これまで、僕も実践したことがあったものと似ている

実践も紹介されたいた。しかし、違うことが1つ。それは

その実践を、子どもへの「フォロー」としてとらえていなか

ったことである。しかし「フォロー」として説明すれば

わかりやすい。そうか!である。

 ちなみに、通常学級担任の先生方が分担して書か

れている。どの方も温かい・・。「個へのまなざし」が

温かい。

 欲をいえば、第4章が「困った子」への「フォロー」実践集

となっていたが「困っていた子」なのかなと思ったこと。

 微妙なニュアンスにこだわりたくなるくらい、納得して

読んだ。

 

 著者が「特別支援教育」を意識せずに書かれた本を

特別支援教育のテキストにしたいと思ったのは

京都橘大学の池田修先生が書かれた

『こんな時どう言い返す―ユーモアあふれる担任の言葉』

学事出版 があるが、それにもう1冊加えることにする。

こんな時どう言い返す―ユーモアあふれる担任の言葉 (ネットワーク双書)

 絶対おすすめである。

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シリーズ研修会のお知らせ

 長瀬拓也さんからメールをいただいた。

 彼は、岐阜の中学校の教師である。

若き天才という表現がぴったりくる人だと

僕はいつも思っている。その彼が、以下の

研修をシリーズで企画された。見てびっくり。

その志とこれからの日本の教育への思いに

圧倒された。

 ちょっと刺激された僕も、昨日の夜は、

これからの教育について仲間達と延々と

会議をする気合いをもらうことができた。

 ありがとうございました。

 以下、研修シリーズのご紹介。

これから学校現場に立つ人へ

~先生のための寺子屋塾~ 

 主催:教育サークル『未来の扉』先生のための寺子屋塾プロジェクト事務局 



 主に、4月から教壇に立つ人、若い先生を中心に、学級経営と授業づくり、

教師の仕事の仕方について現場の教師と学ぶ研修会です。4月までに5回行い、

その後もフォロー研修を行います。どの回から参加してもOKです。

今、初任者の先生が大勢辞めています。中には、自殺を起こしてしまうケース

もあります。私達、教育サークル「未来の扉」は、こうしたケースから、若い目線

で何かできないか考え、3年以上前から活動を続けてきました。

 今回の連続研修会は、私達が今まで温めてきた企画でもあります。


 
サークルメンバーの講師は、交通費や謝礼などを頂かず、その分を5月3日の春の

研修会の運営や外部の著名な講師の先生をお招きするための交通費に充てたいと考えて

います。自分たちも参加費を払い、まさに、手弁当の研修会になります。



若い先生が4月からの激務に対応し、よりよい学級・授業をつくっていける会

にしたいと思っています。ぜひ、ぜひ、声をかけあって、ご参加ください。

学生のみなさんもベテランの先生も大歓迎です。ぜひ、共に学び合いましょう。




※申し込みは、こくち~ずhttp://kokucheese.com/からか

smilecircle.tn@gmail.com(参加する回・名前・電話番号・所属/大学名など)まで

メールをお願いします。定員の関係上、必ずお申し込みをしてください。

※懇親会を開催する場合は、受付で事前に会費をいただきます。



2012年1月 7日(土)第1回 まずは語り合おう

京都市:こどもみらい館 13:00~(新年会あり)参加費1000円

講師 長瀬拓也 杉本直樹 伊藤邦人 中條佳記 則武千裕ほか

http://kokucheese.com/event/index/20944/

 定員20名



2012年1月 8日(日)【これから学校現場に立つ人へ 超短縮版】

学校現場に立つ前に~失敗を成功に変える教師のための成長術~

2012年1月8日(日)

参加費 2000円(学生1000円)

名古屋市港生涯学習センター第2集会場 13:00~(12:30~受付)

地下鉄「築地口」下車 北東へ徒歩約10分

http://kokucheese.com/event/index/21107/

 



2012年1月14日(土)第2回 学級経営の極意

京都市:右京ふれあい文化会館 18:00~21:00 参加費1000円

※同じ場所で午後から開催している

『きょういくcafé』に参加した方は500円でOK!

講師 伊藤邦人 杉本直樹 長瀬拓也  ほか

http://kokucheese.com/event/index/22742/ 

定員25名



2012年2月 4日(土)第3回 保育・授業づくりの基礎

奈良県 帝塚山大学 14:00~19:00 参加費1200円

※帝塚山大学児童福祉サークル どれみ♪との共同開催

講師 佐々木大輔 保木井啓史 則武千裕 伊藤邦人 杉本直樹 

http://kokucheese.com/event/index/23042/

 定員40名



2012年2月25日(土)第4回 学校現場の仕事術

兵庫県 西宮市公民館 16:00~19:00 参加費1000円

講師 杉本直樹 伊藤邦人

http://kokucheese.com/event/index/23710/

 定員20名



2012年3月24日(土)第5回 直前スペシャル!

※あと一週間ですべきこと

4月からの学級・授業びらきのポイントと心構え(仮)

京都市 こどもみらい館 13:30~17:00 参加費1000円

講師 中條佳記 長瀬拓也 伊藤邦人 則武千裕 佐々木大輔 他

http://kokucheese.com/event/index/24395/ 

定員30名



2012年4月29日(日)フォロー研修:悩み・苦労を聴く会

京都市 こどもみらい館 13:30~17:00 参加費1000円

※4月から先生になった人、若い先生の悩みを聴きます。

一ヶ月間の苦労を語り合おう!

講師 長瀬拓也 伊藤邦人 則武千裕 佐々木大輔 杉本直樹 他

http://kokucheese.com/event/index/24398/ 

定員30名



***********************************

2012年5月3日(木)

主催 教育サークル「未来の扉」春の研修会

~これからの生徒指導を考える~

2012年5月 3日(木)佛教大学

(with中学校学級経営セミナーin京都)

参加費3000円

講師 堀裕嗣 藤原友和 糸井登 長瀬拓也 他 

http://kokucheese.com/event/index/21115/



※夏の研修会は東京を予定しています。

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糸井登先生の講座です

 僕が尊敬する糸井登先生(立命館小学校)の

講座が行われる。

 想像だがこの講座、普通の研修とは違うと

思う。糸井先生の「魂の日本語」が聴けるような

予感がする。

 1月21日・・・

 僕はどうしてもこの日、大阪に伺えない事情

がある。この日はどうしようもない。

 無念。

 本当に無念といしかいいようがない。

 このブログを読まれている若手、中堅の先生方。

 時間作れませんか・・・。

「明日からすぐに役立つ・・」なんてことを期待

しなければ、きっと素晴らしい時間になると思う。

 それにしても無念だ・・・。

 詳しい講座の案内は下のURLで! 

http://ameblo.jp/asunokyousituoosaka/entry-11109245171.html

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明日の教室大阪分校での感想

 もう1ヶ月以上前のことになるが、大阪での

講演に丁寧なコメントをいただいた。きっちりと

ブログで講座の感想をアップして発信される

主催者の方々のご努力が凄い!

 大切なメーリングリストほったらかしにしている

僕とは違う。いや、見習わねばならないな・・。

http://ameblo.jp/asunokyousituoosaka/entry-11096627390.html

  ↑

 感想を掲載して下さっています。

 ありがとうございます。 

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CALMSモデルによる吃音のアセスメントと臨床

 全国3カ所で開催された標題の講演会に

うかがった。

 ネブラスカ大学リンカーン校教授のDr. E.

Charles Healey氏を招聘しての連続講演会

であった。

 吃音の言語症状だけでなく,全般的な

認知能力や言語能力,口腔運動能力,それ

から吃音に対する知識・認識面,行動面,

心理・感情面,社交性,環境要因などといっ

た様々な要因を包括的・総合的にアセスメ

ント・臨床を行う「多面的モデル」を提唱され

ている氏の研究成果をレクチャーいただいた

講演であった。

 ここしばらく、吃音臨床の世界から離れて

いるので、今、世界の先端ではどのような

研究・臨床が行われているのかを学び、

少し頭を整理しようと思っての参加であった。

 もっとも感じたのは、自分の今までの臨床

でのアセスメントの甘さというか大らかさとの

違いであった。

 アセスメントの視点を明確にし、緻密に

行うということが足りなかったのだな・・と

考えさせられた貴重な時間であった。

 CALMSモデルに関する出版予定がある

とのことである、広島大学の川合さんによる

翻訳予定とのこと、川合さんなら、的確かつ

わかりやすい日本語で示してくれることだろう。

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維持しようと思うと維持もできない

 今年になって立て続けに聞いた日本語である。

「どうして新しいことをしていかないといけないの?」

「これまでやってきたことをやっておけばよいという

雰囲気」

「考え方は伝達されず、方法だけプリントにして

渡して終わりみたいな感じ・・」

「目の前の子どもを大切にしているから。」

 うーん、目の前の子どもを大切にするのは当たり

前のこと。当たり前のことを、大ベテランの方が

わざわざことばにするということは、多分それ以

外に何かあるのでは?と思ってしまう(笑)。

 学生や初任者の方の日本語だったら素直に

聞けるけれど・・。

 キャリアに応じて、自身の立ち位置と自身が

求められていることを自己認知するのは、もの

すごく大切なことだと思う。

 今までのことを維持していこうと思っていると

維持もできないよ・・・。

 閉塞感と活気のなさの要因を問われたある

場面でのことばであった。

 ほんのわずかでも、工夫して、新たなチャレ

ンジをして、ほんのほんのかけらでも前に進む。

ほんのちょっとでも新しい世界を見てみたい。

そんな気概を持って生き続ける人でありたいな。

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