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2011年10月

池田修著『教師になるということ』

 日本の未来を創る若い先生方が、すぐに辞めて

しまうような状況を作ってはならない。

 ベネッセ教育情報サイトの以下の記事は、厳しい

現実の一端を示しているように思える。

http://benesse.jp/blog/20071004/p2.html

 だからこそ、教師の卵はしっかり勉強し、準備して欲しい。

 とにかく、今は、たくさん本を読んだ方がよい。

 多読でよい。

 考え方が偏らないよう、あれこれ多読した方がよい。

 1冊紹介しておこう。

 池田修著『教師になるということ』ひまわり社 である。

http://www.amazon.co.jp/%E6%95%99%E5%B8%AB%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E4%BF%AE/dp/4902232413

 うーん・・まあ騙されたと思って読んでみて欲しい。

 定価860円。

 安い投資だと思うよ。

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残って一緒に宿題しようか

 昔の教え子。

 宿題をいつもしてこない子だった。

 できないわけではない。

 さぼっていると思っていた。

 いろいろなことへの取組が粗かった。粘りがなかった。

 この子の課題だと思っていた。

 家庭訪問に伺った時、その子の家の様子を知った。

「先生、入ってもらう場所ないんよ。恥ずかしいんだけど

・・。」

お母さんが言われた。

 それからだ、宿題を放課後学校でしてもよいことを

告げたのは。僕がいてやれる日は、一緒に残って

することにした。

 だれでも残ってよいことにした。

 クラスの半分近くが残るようになった。

 その彼も一緒に・・・。

 前回ご紹介した糸井先生のブログに、お話の

続きが掲載された。

http://susumu.exblog.jp/13863516/

 いつの時代にも忘れてはならないことがある

のだと思う。

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子どもとの関係づくり

 立命館小学校の糸井進先生。

 僕が尊敬するお一人だ。

 糸井先生がブログに、お若い時の実践を綴られていた。

http://susumu.exblog.jp/13829461/

 なぜか知らないけれど泣けた・・。

 自分の苦しかった時、子どもとの関係で悩んだ時、

関係づくりが難しい自閉症の子供達と通じ合えた

実感が持てた時・・。そのような場面を思い出した

からかもしれない。

 糸井先生が、あれほどシャープな切れ味の方なの

に、とてもとても温かい理由が分かる気がした。

 今日、研究室でゼミ生と、採用試験に向けて

あれこれ話した。自分の良さを大切にするためには

まず自分自身を見つめる必要があるんだよ・・。

 

 自分の良さって何なのだろう・・。

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授業のユニバーサルデザイン化

 とにかく、凍結させていた、ためまくっていた

仕事にとりかかる。

 気ばかり焦って進まないが、やらなければ、

絶対に進まないからとにかくする。

 久しぶりに『授業のユニバーサルデザイン

 VOl.2』東洋館出版社を読み直す。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4491026203/ref=pd_lpo_k2_dp_sr_3?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4491025398&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=18AVJQN8FD0S38TNQQ4P

 明後日に伺う研究指定校の校内研修の

授業検討に向けて、ちょっと本腰を入れて

勉強した。いただいた指導案を、何度も

読んで考えた。

 上記の本にはなくて、指定校の指導案に

あるものが、単に僕の勘違いではないかどう

かを確認したのである。

 学びにくい子ども。

 気になる子ども。

 授業のユニバーサルデザイン化を意識した

時に、これらの子どもの「個の物語」が見える

かどうか。

 今の僕のこだわりはここにある。

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生徒指導10の原理・100の原則~気になる子にも指導が通る110のメソッド

ちょっと事情があり、読みたくても読めな

かった本を積み上げてあったが、やっと

ページをめくることができた。なんとか

4冊を読み終えたこの連休。北海道の

天才、というかこれからの日本の教育を

リードするであろう堀裕嗣先生の新著を

一気読みした。

生徒指導10の原理・100の原則~気に

なる子にも指導が通る110のメソッド

9784761918484s

http://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E5%BE%92%E6%8C%87%E5%B0%8E10%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86%E3%83%BB100%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%89%87%E2%80%95%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%AD%90%E3%81%AB%E3%82%82%E6%8C%87%E5%B0%8E%E3%81%8C%E9%80%9A%E3%82%8B110%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89-%E5%A0%80-%E8%A3%95%E5%97%A3/dp/4761918489/ref=pd_rhf_p_t_1

 生徒指導についてまとめられた本だが

そもそも、何かのテーマについて10の原

理と100の原則を具体例を伴って示せる

こと自体、とんでもない力量である。これは

1冊でも書籍として発刊したことがあれば

身に沁みる事実だと思う。

 中には、意識的に特別支援教育にかか

わる記述が散見される。中でも、10の原理

の1つとして「インクルージョンの原理」が

あげられている。「どんな子も排除しない、

どんな子も活かす視点をもつ。教師としての

構えを転換し生徒たちとの共同性をつくる

原理」とあった。その後、<インクルージョン>

型生徒指導の勘所として、パニックを起こした

生徒への対応例が示されている。対応法と

して納得の事例であった。もちろん、背景要因

や障害特性との関連、対応を受けた側の生

徒の受け取り方、生徒の内面の推察など、

僕がこだわる部分には触れられていなかっ

たが、それは、本のテーマと事例を引いてい

る意図から言って、当然だと思えた。ゆえに

特別支援教育の視点からも納得して読める

1冊だと考える。

 もちろん、生徒指導の本として、恐ろしい

質の高さであり、あっという間に1回目を

読み終えた。学ぶところ満載である。

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堀裕嗣/学事出版

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Ki-Ra-Ri ♪

 午前中、懸案事項がとにかく終わり、午後

からは気分転換とお楽しみにコンサートに。

 おかやま国際音楽祭2011 リットシティ6th

街角ライブ Special

Lu-na&妹尾美穂
歌います~!! 至福の時もやります~♪
妹尾美穂trio with 多田誠司

 2つもライブを聴けた。

  

 妹尾美穂さん。

 地元出身の「宝物」だと僕が思うジャズピアニスト。

http://mihopower.com/index.html

 昨年、ひょんなことから彼女の演奏を耳にした。

素人の僕になにがわかるわけはないが、とにかく

心惹かれた。

 こんな気持ちになる音楽に出会ったことはあまり

ない・・・不思議な気持ちだった。

 よく聴くと、彼女は小学校の音楽講師として

8年間勤務した後、プロに転向している。

 それは全く知らなかったが、なんとなく感じるもの

があったのかな・・・。偶然?

 昨年はライブに3回行った。

 とにかく楽しい。

 音楽がなーんにもわからない僕だから、単純に

楽しく、そして心惹かれる。

 音色にもメロディーラインにも、醸し出される雰

囲気にもなぜか惹かれる・・。

 きっと、いつまでも地元にはいないだろうな・・と

思っていたら、この4月から活動拠点が東京に移

った。やっぱり・・。

 どんどんメジャーになるんじゃないかな。

 でも、岡山は倉敷は特別な場所であって欲し

いな・・と勝手なことを思ってしまう。

 今年になって初めてのライブ。

 いつもとはちょっと違ったパフォーマンスだった

が、それはそれとしてやはりいい。

 彼女の最後の勤務校にプレゼントした曲、

「至福の時」と、ファーストアルバムのタイトル曲

「Ki-Ra-Ri」を含めて10曲以上を堪能して帰路

についた。

 彼女に音楽を教わった子ども達は幸せだ。

 でも、プロになったおかげで、もっともっとたく

さんの人に彼女の音楽が届くようになったのだ。

「子ども達からたくさんのことを教わった。」

 今日のライブでの彼女の一言が心に響いた。

 なぜ、彼女の演奏に心惹かれるのかの秘密が

ちょっと分かった気がした。

 毎朝ほとんど研究室でアルバム聴きながら

1日の構想を練っている。 

 

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子どもの小さな変化に寄り添う

 稚内の小学校の先生、平嶋大さんに僕は一度

お会いしたことがある。

 模擬授業を見させていただいたことがある。

 授業が上手いなーと思った。

 派手なパフォーマンスがあるわけでもない。

でも、安心してその場におられる上手さに心惹

かれた。

 同時に、温かい方だなーと思った。

 自分が子どもだったら、安心してその場におれ

る野ではないか・・・そのような気がした。

 ご紹介するこの原稿。ご実践。

 その秘密がわかる気がした。

 いつか、稚内で授業をライブで拝見したいな・・。

(以下、メルマガを転載)

メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
                148号 2011年10月4日発行
                      (毎週火金日発行)
http://www.jugyo.jp/
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★目次★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 子どもの小さな変化に寄り添い、声に耳を傾けてみる
          「インクルージョン」編集委員
              北海道稚内市立稚内南小学校  平嶋 大
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 最北の地、稚内から、平嶋大さんの原稿です。「協同学習」にも力を入
れる平嶋さんの実践報告を、じっくりお読みください。  (石川 晋)
------------------------------------------------------------------
1 子どもの小さな変化に寄り添い、声に耳を傾けてみる
          「インクルージョン」編集委員
              北海道稚内市立稚内南小学校  平嶋 大
------------------------------------------------------------------

■「全体的な見取り」から「個々の小さな変化の見取り」へ

「その、モチモチの、木に、…今夜は、ひがともる、ばんなんだそうだ。
じさまが言った。…」
 少しつかえながらも、Aがすっすっと音読をしています。
 背筋がぴっと伸びていて表情もいい。
 適度な緊張感が伝わってきました。
 国語の学習で取り入れてみた「ペア音読」の場面です。
『モチモチの木』(斎藤隆介作)の3の場面を、いきいきと音読するAの
姿に驚かされました。
 これまでも、ペア音読をはじめ、ペアやグループを使った学習活動に積
極的に取り組んできました。ペアで楽しそうにカードを並べ替える姿や、
ちょっと緊張しながらグループ内で発表し合う様子など、活動中は、子ど
も達の全体的な様子を見取ることを心がけていました。しかし、今回出会
ったエピソードをきっかけに、個々の小さな変化を見取ることの大切さに
ようやく気付くことができました。
「音読が苦手なAが、ペアになったBとの関わりを通して少し上達した。」
という本当に小さなエピソードです。これをもとにインクルージョンの発
想に立つ子ども同士の関わり方について考えてみました。

■Aのつまずきに応えられない

「先生、お腹が痛いからトイレに行ってきます。」
「先生、腕が痛いから保健室行ってきてもいいですか?」
 3年生の1学期。国語の時間になるときまってAは、体の痛みを訴えて
きました。本当に痛かったのかもしれませんが、国語の学習を避けるため
に発していた、私へのサインだったのだろうと思います。Aは、読み書き
におけるつまずきが顕著な子どもでした。しかし私は、そのサインに気づ
きながらも、つまずきを取り除くための具体的な支援になかなか踏み切れ
ずにいました。悶々としたまま1学期が過ぎました。

■ペア音読で小さな変化が見えた

 ペア音読は、Aのつまずきを支援するというよりは、音読の機会をでき
る限り多く保障すること、そして文章を正確に読むことの2つを主な目的
とした取り組みでした。スタートは、インクルージョンの発想からは、か
なり遠いところにありました。
 ペア音読の元実践は、白石範孝氏(筑波大学附属小学校教諭)による「
音読対話」です。これをベースにしながら、以下のように取り組みました。

1.隣同士でペアをつくり、椅子ごと体を向かい合わせる。
2.じゃんけんをして順番を決める。
3.先に読む子は、ペアになった子に音読を聞いてもらう。
音読する時のポイントは3つ。
   ア)相手に聞こえる声の大きさで読む
   イ)スラスラと正確に読む
   ウ)句読点に気をつけて読む
4.聞いている子は、3つのポイントを意識しながら聞く。
5.聞き終えたら、ペアの子の音読カードに「◎ ○ △」の3段階で評
価をし、「スラスラ読めるようになったね!」「次もがんばってね。」な
ど、肯定的なメッセージを書いて相手に伝える。
6.交替して同様に音読をする。

 1時間目「1の場面」。
 さっそくペア音読が始まりました。じゃんけんをして順番が決まったペ
アから音読の声が聞こえてきます。
「もう五つにもなったんだから、…これ何て読むの?」
「どれ?これ?<よなか>だと思うよ。」
「夜中に一人で、せっちん?ぐらいに行けたっていい。…」
 民話風の文体であるため、読みにくそうにしている子どもが多く見られ
ました。お互いに教え合いながら何とか読み進めていきます。音読後は、
お互いの音読カードに書かれたメッセージを嬉しそうに読んでいました。
 この時、AとBのペア音読は、他のペアよりかなり時間がかかっていま
した。

3時間目「3の場面」。
 この時、ふとAの変化に気がつきました。
A「しもつきの、」
B「二十日。」
A「二十日のうしみつにゃあ、モチモチの木に、ひがともる。…」
B「起きてて。」
A「起きてて見てみろ、そりゃあきれいだ。…」
 つかえながらも、かなりスラスラと音読していました。ペアになったB
のフォローが絶妙のタイミングで入っているのがわかりました。

 この後、4時間目、5時間目と進むにつれて、Aの音読は、どんどん変
化していきました。特に、最後の「5の場面」では、他のペアとほぼ同じ
時間で読み終えていました。いつもは、前かがみで教科書に顔をくっつけ
るようにして音読しているAが、姿勢もよく、いい表情を見せていたこと
も印象的でした。
 そして、その日の給食の準備中から、進んで音読練習を始めました。

■子どもの声を聞いてみる

 給食準備中に1人で練習をするAを見ていたら、Aの心の中で起こって
いることを聞いてみたくなりました。同じように、Bにも聞きたくなりま
した。

 まずは、Aを呼んで素直な気持ちを伝えました。
『音読、すごく上手になったね!難しい漢字も言葉もスラスラと読めてい
て、先生とってもびっくりして嬉しかったよ。』
 すると、Aは嬉しそうな表情を浮かべながら大きく頷きました。
『それでね、もしわかったら教えてほしいんだけど、どうして上手になっ
たんだと思う?』
 Aには難しい質問でした。聞いてから「しまった」と思いましたが、A
が自分なりに出す答えをじっと待ってみることにしました。
「うーんとね…。うーん…。」
 上を向きながらしばらく考えていたAが、ゆっくりと話し始めました。
「Bがいたから。Bがね、教えてくれたの。」
『そうなんだ。教えてくれたんだ、良かったね!何を教えてくれたの?』
「ん、漢字とか…。」
『そうかあ、漢字とか教えてくれたんだね。今も音読の練習をしていたで
しょ。進んで練習していてすごいなぁと思ったよ。がんばってね!』
「うん!」
 元気よく返事をすると、再び音読の練習を始めました。
 Aはちゃんとわかっていました。Bのおかげで自分の音読が上達してい
るということを。

 次に、Bと話をしました。
『Aの音読がとっても上手になったでしょ。それで、Aに聞いたら、Bの
おかげだって言っていたよ。どうもありがとう。』
 Bは、ちょっぴり恥ずかしそうに頷きました。
『でね、ちょっと教えてほしいんだけど、ペア音読の時に、気をつけたこ
とや工夫したことはある?』
 Bは、少し考えた後、答えてくれました。
「まずは、漢字を教えてあげたのと、言葉が難しいところがあるから、そ
ういう言葉がある時は、一緒に読んであげた。」
『難しい言葉って?』
「ほら、『モチモチの木』は、昔に使う言葉が出てくるから…。」
『なるほど、そういう言葉がある時は、一緒に読んであげたんだ。とって
もいい方法だね!Bのおかげで、Aの音読がとっても上手になったよ。本
当にありがとう。これからもよろしくね!』
 あまり感情を表に出さないBですが、少し微笑みながら頷くと自分の席
へと戻って行きました。
 B自身も、自分の関わり方が、Aの上達を促しているという実感を持っ
ているようでした。

■インクルージョンの発想の出発点に立つために

 今までの私なら、今回のAの変化に出会っても、
「AはBに教えてもらった。だからAは音読が上手になった。」
という「してあげた」「してもらった」という一方向的な関わり方による
変化としか捉えられなかったと思います。
 私の聞き方が悪く、子ども達の思いに十分に寄り添うことはできません
でしたが、今回、AとBの2人から話を聞くことで、「お互いの心の中で
起こっていたことは何だったのだろう?」と考える機会を得ることができ
ました。AとBの関わり方は、「教えてあげた」「教えてもらった」、と
いった一方向的な関わり方ではなく、お互いがお互いを必要とするような
充実感や達成感を持てる双方向的な関わり方だったのではと感じました。

 インクルージョンの発想の出発点に立つには、私にはまだまだ見えない
ことがたくさんありますが、「手立て」だけにとらわれず、活動中の子ど
もの小さな変化に寄り添い、心の中で起こっていることに耳を傾けながら、
模索を続けていきたいと思います。

授業づくりネットワーク誌の最新号
→ http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
------------------------------------------------------------------
【編集後記】
------------------------------------------------------------------
 「Aはちゃんとわかっていました。Bのおかげで自分の音読が上達して
いるということを。」というくだりで、ぐっとなりました。私は、子ども
に学びの変化が起こった時に、子どもに直接聞くことをためらってしまい
がちな教師だということにも気付かされました。
 平嶋さんの原稿を読ませていただきながら、教師もまた、子どもとの双
方向のやりとりによって、「充実感」や「達成感」を得るのかなと、そん
なことも考えていました。

 次号金曜日は、「ハイブリッド」チームから、中村健一さんのご登場で
す。お楽しみに!
==================================================================
メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第148号(読者数1764) 2011年10月4日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
twitterはこちら⇒ http://twitter.com/#!/gbc02527
編集部ではチームに分かれてMLによって原稿検討を行っています。本
メールマガジンの記事を読んでいただいた率直なご意見・ご感想をいただ
けると幸いです。本メールマガジンの内容に少しずつ反映をしていきたい
と考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
登録・解除 http://www.mag2.com/m/0000158144.html

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学級担任として

 京都橘大学の池田修先生。

 元、中学校の教員から大学に転身された先生は、

日本の教育界をリードされているお一人だ。

 池田先生のブログに、学級担任論の講義の1コマ

が紹介されている。

http://ikedaosamu.cocolog-nifty.com/kokugogakkyuu/2011/10/105.html

 僕もその昔、初めて小学校で学級担任をする前に、

本を買い集めて研究したことを思い出す。

 4月の最初にすべきことの整理。

 学級担任として、学級を組織するための整理。

 学級集団を組織するための学びが必要だった。

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安定した学級集団

 学生から教員採用試験の結果を聴いた。

 合格した人には、心からおめでとうを言いたい。

 合格できなかった人には、心からエールを送り

たい。今年合格に届かなかった人たちの真摯な

思いやこれまでの努力が目に浮かぶ。日本の

教育のために、日本の未来のために・・と考え

れば両者に差はないのだから・・・。

 小学校の先生の卵、プロの卵がこれから半年

の間に何を学び、どうやって過ごすのか。

 今しかできないことを大切にする。

 同時に、今しておかねばならないことをする。

 両方あるだろう。

 学級経営ということをしっかり学ぶことは、今

しておかねばならないことだと思う。

 そのためには、読書が必要だ。

 野中信行先生の著書を読み込んでおくことを

薦めたい。

 まずは1冊・・・。

新卒教師時代を生き抜く心得術60―やんちゃを味方にする日々の戦略

 自己投資して、アンダーラインを引いて、

手元において置くことが大切だと思う・・。

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「協同的な学び」を実感するしかけ

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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
                145号 2011年9月27日発行
                      (毎週火金日発行)
http://www.jugyo.jp/
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
★目次★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 「協同的な学び」を実感するしかけ
 ~「特別支援教育の視点」を取り入れた実践イメージの拡大を通して~
ノートルダム清心女子大学  青山 新吾
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 青山新吾さんのご論考です。大学に籍を置かれた青山さんが、新しい時
代を拓く教師になるであろう若い先生方を育て始めた様子が、ぐいぐい伝
わってくる報告です。                 (石川 晋)
------------------------------------------------------------------
1 「協同的な学び」を実感するしかけ
 ~「特別支援教育の視点」を取り入れた実践イメージの拡大を通して~
ノートルダム清心女子大学  青山 新吾
------------------------------------------------------------------
 「協同的な学び」
 学習者が相互に交流して学ぶとは、どのような感覚なのだろうか?
 まもなく、幼稚園や小学校、特別支援学校等の教育現場で多様な実態の
子どもたちに関わる、特別支援教育を学ぶ学生への授業の一場面である。
授業の紹介を通して「協同的な学び」を実感するしかけについて考えたい。
 
(1)各自の学び
 事前に、以下の参考図書を示した。各自1冊以上読み、自分にとっての
学びをA4用紙1枚程度にレポートするように告げた。

 参考図書は
品川裕香(2005)心からのごめんなさいへ 一人ひとりの個性に合わせた
        教育を導入した少年院の挑戦 中央法規
青山新吾・上條晴夫(編)(2007)特別支援教育 学級担任のための教育技
        術 学事出版
佐藤慎二(2008)通常学級の特別支援 今日からできる! 40の提案 
        日本文化科学社授業のユニバーサルデザイン研究会(編)
     (2010) 授業のユニバーサルデザイン vol.1~3 東洋
         館出版社
佐藤暁・小西淳子(2007) 発達障害のある子の保育の手だて 保育園・幼
            稚園・家庭の実践から 岩崎学術出版社
品川裕香(2007)輝きMAX! すべての子どもが伸びる特別支援教育 
金子書房
であった。
 幼稚園教諭を目指している学生もいるため、保育現場を対象として書か
れた書籍も選択できるように配慮した。

(2)協同的な学びの手順
 全員が、レポートを作成して授業に臨んでいた。
 参考図書は、一部に偏ることなく、まんべんなく読まれていた。

 この授業は、教育実習を控えた今、「特別支援教育の視点を取り入れる」
とは具体的にどういうことなのかを学び整理することを目的としているこ
とを話した。

 授業では、以下のような手順で進めた。

1 4人グループを作る(ちょうど44人の出席であったのですべて4人
グループとなった)。「伝えたいこと」「学んだこと」が5つずつ記入
できるように作成した情報交換シートを各自に配布する。

2 1人3分で、自分のレポートについて説明する。順番にグループ全員
が説明を行う(12分)

3 3分程度、質問、感想などを各グループで自由に話す。

4 自分の説明や、他の3人のメンバーの話を聞き、自分が「伝えたいこ
と」を5つ決める。各自で、情報交換シートの「伝えたいこと」の欄に
5つ記入する(5分)。

5 講義室内を自由に動き、パートナーを見つける。見つけたパートナー
と、各自1つずつ「伝えたいこと」を話す。相手から新たに教わったこ
とを、情報交換シートの「学んだこと」の欄に記入する(25分)

6 5つある「学んだこと」の欄にすべて記入できたら元のグループの座
席に戻る。各自が、新しく「学んだこと」をグループ内で紹介する
(10分)

7 アトランダムに指名し、全体に紹介したと思う事柄を発表する。必要
に応じて、教師がコメントする。

8 各自で「学びの振り返り」を感想用紙に記入する。

 このアクティビティを活用しての授業は初めてだったが、「協同的に学
ぶ」経験を重ねてきていることもあってか、学生の雰囲気、動きとも自然
な感じであった。特に、活動手順5の、パートナーとの学びの時間に教室
中に響く説明の声が印象的であった。

 学生の感想からいくつか抜粋して紹介する。
「自分の活動が終わったら黙って待たせるのではなく、ジグソー学習の「
みんなで共有して学ぶ」というやり方を取り入れたら、少しユニバーサル
デザインの授業に近づくと考えました。」
「みんなとの話し合いの中でもあった「教え合う」学びを取り入れると、
子ども同士で学びを深めて、子ども同士の言葉で理解できるので、分かっ
ている人もさらに分かり、分からなかった子も分かるようになります。」

 同様の感想が、多くの学生に見られた。
 ピアカウンセリング、相互に助け合う「お友達支援」に着目している感
想も多かった。もちろん、教室環境の整備、わかりやすい伝達の工夫など、
環境整備や教師の技術の重要性への着目もあった。
 幼稚園や小学校の教育活動に「特別支援教育」の視点を取り入れるとい
うのは、具体的にどのようなことなのかについて、少しずつ、多様なイメ
ージを持てるようになってきているようであった。

 また、次のような感想も見られた。
「講義の中でいつも思うのが、自分だけの考えじゃなくて、人の考えも聞
く機会があるし、自分の考えを発表できる場も設けられているので、本当
に助かるし、自分のためになっているということです。自分の中でも、全
く知らなかったことや、なるほど!と思えることがいくつかあって、多様
な考えができたと思います。」
「いろいろな本からたくさんの学びがあることがわかりました。友だちと
話してみて、本を読んで、さらに自分で考えて疑問を出しているところは
本当にすごいと思いました。私は、本を読んで自分の知らなかったことを
知るという程度だったのですが、そこからさらに奥へ踏み込んでいるとこ
ろがすごいです。」

 一人一人に、あらかじめ参考文献を読んだ上でのレポートを課しておい
たことで、個人の責任が明確になった様である。必ず、自分の学びを説明
できる準備がなされていたのである。
 今回のテーマは、限定された答を導き出すようなものではない。ゆえに、
自分が読んだ参考図書以外図書を読んだ人からの説明を聞けたことで、学
びの広がりを実感できた様である。
 また、同じ図書を読んでいた場合であっても、一人で学んでいるよりも
学びが広がったという実感が合ったようである。
 しかし、その説明において、単にアイディアレベルの相互説明ではなく、
教室の様子、子どもの実態と関連させて説明することが不十分な場合も見
受けられた。この点は、日頃から常に、大切にするように話していること
ではあるが、実際にはなかなか難しいことである。この授業では、それを
意識できるための「しかけ」が弱かった。反省である。

 また、中には、自分を表現するのが苦手であったり、上手くまとめて話
すのが苦手であったりすると思っている学生がいる。その学生たちから
「講義の中で、よく、何回か話す機会を与えてもらうので、少しずつ慣れ
てきたように思う」
といった感想があった。
 発表機会の保障は、発表経験を重ねることにつながっている。
 また、いつも聞くだけではなく、自分の考えを表現することが、他の人
の学びにつながっていることを実感できているのではないかと想像する。

 インクルーシブ発想の教育を考える。
 その際の重要な視点に「協同的な学び」があると考える。もちろん「協
同的に学びにくい」子どもたちのことを視野に入れての話である。
 今回の取り組みは、「特別支援教育の視点」を取り入れる具体的な実践
のイメージという「コンテンツ」を学び、そのイメージを広げることを目
的とすると同時に、その学びの過程を通して、まずは「協同的な学び」を
実感することにもつながればとの願いを込めたものであった。

授業づくりネットワーク誌の最新号
→ http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
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【編集後記】
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 私は、教室配置をアイランド型にしたという話を、本MM52号で「教室設
計を変える」と題して書きました。
 http://archive.mag2.com/0000158144/20101126230000000.html
 アイランド型にすることで「協同的な学び」が安定的に起こりやすくな
りました。しかし、一方で「協同的に学びにくい」生徒の存在もはっきり
と見えてきました。青山さんは「インクルーシブ発想の教育を考える」時、
「重要な視点に『協同的な学び』があると考える。もちろん『協同的に学
びにくい』子どもたちのことを視野に入れての話である。」と述べていま
す。4本の柱を立てて進めてきた「学びのしかけプロジェクト」ですが、
1年半にわたって積み上げてきた様々な「エピソード」によって、4つの
柱の関連性が見えてくるようになりました。残り半年も、慎重さと大胆さ
を持って、新しい「学びのしかけ」の在り方を提案していきたいと思いま
す。

 次号金曜日は、「ワークショップ」チームから、筑田周一さんのご登場
です。お楽しみに!
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メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」
第145号(読者数1763) 2011年9月27日発行
編集代表:上條晴夫(haruo.kamijo@gmail.com)
twitterはこちら⇒ http://twitter.com/#!/gbc02527
編集部ではチームに分かれてMLによって原稿検討を行っています。本
メールマガジンの記事を読んでいただいた率直なご意見・ご感想をいただ
けると幸いです。本メールマガジンの内容に少しずつ反映をしていきたい
と考えています。
 編集長:石川晋
 副編集長:長瀬拓也・加藤恭子・藤原友和・佐内信之
登録・解除
http://www.mag2.com/m/0000158144.html

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