生徒指導10の原理・100の原則~気になる子にも指導が通る110のメソッド
ちょっと事情があり、読みたくても読めな
かった本を積み上げてあったが、やっと
ページをめくることができた。なんとか
4冊を読み終えたこの連休。北海道の
天才、というかこれからの日本の教育を
リードするであろう堀裕嗣先生の新著を
一気読みした。
生徒指導10の原理・100の原則~気に
なる子にも指導が通る110のメソッド
生徒指導についてまとめられた本だが
そもそも、何かのテーマについて10の原
理と100の原則を具体例を伴って示せる
こと自体、とんでもない力量である。これは
1冊でも書籍として発刊したことがあれば
身に沁みる事実だと思う。
中には、意識的に特別支援教育にかか
わる記述が散見される。中でも、10の原理
の1つとして「インクルージョンの原理」が
あげられている。「どんな子も排除しない、
どんな子も活かす視点をもつ。教師としての
構えを転換し生徒たちとの共同性をつくる
原理」とあった。その後、<インクルージョン>
型生徒指導の勘所として、パニックを起こした
生徒への対応例が示されている。対応法と
して納得の事例であった。もちろん、背景要因
や障害特性との関連、対応を受けた側の生
徒の受け取り方、生徒の内面の推察など、
僕がこだわる部分には触れられていなかっ
たが、それは、本のテーマと事例を引いてい
る意図から言って、当然だと思えた。ゆえに
特別支援教育の視点からも納得して読める
1冊だと考える。
もちろん、生徒指導の本として、恐ろしい
質の高さであり、あっという間に1回目を
読み終えた。学ぶところ満載である。
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堀裕嗣/学事出版
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