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生徒指導10の原理・100の原則~気になる子にも指導が通る110のメソッド

ちょっと事情があり、読みたくても読めな

かった本を積み上げてあったが、やっと

ページをめくることができた。なんとか

4冊を読み終えたこの連休。北海道の

天才、というかこれからの日本の教育を

リードするであろう堀裕嗣先生の新著を

一気読みした。

生徒指導10の原理・100の原則~気に

なる子にも指導が通る110のメソッド

9784761918484s

http://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E5%BE%92%E6%8C%87%E5%B0%8E10%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86%E3%83%BB100%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%89%87%E2%80%95%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%AD%90%E3%81%AB%E3%82%82%E6%8C%87%E5%B0%8E%E3%81%8C%E9%80%9A%E3%82%8B110%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89-%E5%A0%80-%E8%A3%95%E5%97%A3/dp/4761918489/ref=pd_rhf_p_t_1

 生徒指導についてまとめられた本だが

そもそも、何かのテーマについて10の原

理と100の原則を具体例を伴って示せる

こと自体、とんでもない力量である。これは

1冊でも書籍として発刊したことがあれば

身に沁みる事実だと思う。

 中には、意識的に特別支援教育にかか

わる記述が散見される。中でも、10の原理

の1つとして「インクルージョンの原理」が

あげられている。「どんな子も排除しない、

どんな子も活かす視点をもつ。教師としての

構えを転換し生徒たちとの共同性をつくる

原理」とあった。その後、<インクルージョン>

型生徒指導の勘所として、パニックを起こした

生徒への対応例が示されている。対応法と

して納得の事例であった。もちろん、背景要因

や障害特性との関連、対応を受けた側の生

徒の受け取り方、生徒の内面の推察など、

僕がこだわる部分には触れられていなかっ

たが、それは、本のテーマと事例を引いてい

る意図から言って、当然だと思えた。ゆえに

特別支援教育の視点からも納得して読める

1冊だと考える。

 もちろん、生徒指導の本として、恐ろしい

質の高さであり、あっという間に1回目を

読み終えた。学ぶところ満載である。

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堀裕嗣/学事出版

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