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2010年6月

幼稚園の特別支援教育を考える

 幼稚園の特別支援教育のポイント、方向性に

ついて検討する。

 今年度の僕のミッションの1つである。

 先日、県内の新任園長先生方にお話をさせていた

だいたり、グループ協議に参加させていただく機会が

あった。

 園の様子、それも、園長先生のお立場で、それがど

のように映っているのか、感じられているのかを直接

伺い、感じ取れる貴重な時間だった。

 お話は、それが事実であるかどうかというよりも、

そのように見えていらっしゃり、そのようにお感じにな

っているということにおいて、「事実」である。

 週末、国立特別支援教育総合研究所の久保山茂樹

先生らが執筆された「調査資料」を再度読み直した。

「気になる子ども」「気になる保護者」についての保育者

の意識と対応に関する調査ー幼稚園・保育所への機関

支援で踏まえるべき視点の提言ーである。

http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_a/a-36/a-36_5.pdf

 実に丁寧な調査と考察である。

 専門機関に時々ある、上段に構えた感じがない。

 久保山氏の研究者としてのスタンスとお人柄が反映

しているのだろう。

 就学前の機関として幼稚園と保育所、私立と公立を

一括りにできない相違点の指摘がある。

 例えば、幼稚園教諭は全体的に子どもの発達状況を

気にする傾向があり、保育所の保育士は全体的に子ど

もの日常生活を気にする傾向があるとの報告がある。

 また、保護者から受ける相談内容について、幼稚園で

「友だちとの関わりについて」が際だって多く、「家庭生

活について」の質問が少なかったが、保育所(公立、私立

共に)では、全く逆の傾向がみられたとの報告もあった。

 また、保護者に気になることがあると、その改善を求め

ちである。しかし、保護者が保育者に求めているのは、

護者の話を聞くことであり、その話を踏まえた対応であ

という指摘もある。

 少し本腰を入れて、幼稚園の特別支援教育の方向につ

いて考えてみたいと思っている。

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言わねばならないこともある

 とある研修会。

 授業参観、授業に関する協議。

 疑似ケース会議。

 コメント。

 総括コメント。

 盛りだくさんのプログラムである。

 最後に25分を与えられていた。

 自身が学んだこと、感じたことを話す。

 それだけではない。

 参加されている方が気づいていらっしゃらないこと、

疑問に思われていることについても話す。

 それらは、参加者が、聞きたいこととは限らない。

 必ずしも、ニーズに応じているとは限らない。

 それでも言わねばならないこともある。

 プログラムが押して、僕に与えられたのは15分で

あった。

 25分で構成していた話を、しかも「言わねばならない」

ことを、瞬時に15分に組み替え、ストーリーに構成して

話す能力が僕になかった。

 ぶつ切りのコメントを、無理矢理時間内に押し込んだ。

 聴衆の皆さん方には、無礼なことをしたと思う。

 申し訳ない、最低クラスのコメントだった。

 まだまだ修行が足りない。

 聞き手の心に入るストーリーと、思考を刺激するキーフ

レーズを示せなかった。

 また明日から出直しだ。

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すぐに方法を示さないからこそ・・

 ある小学校の特別支援学級の研究授業に

伺った。

 大きな研究会に向けての取組の1つとして

の校内研究授業。大きなテーマが設定されて

おり、特別支援学級の授業でそのテーマに迫

るためには、どういう斬り口が必要なのかを

探っている状況だと思えた。

 協議会で先生方と一緒に考えようとしたテー

マの1つは

「特別支援学級の教科の授業は、通常の学

級の授業とどこが違うの?」

の問いに、学校としてどう応える?? だった。

 先生方からの質問は、指導案の書きぶりで

あったり、指導の「方法」であったのかもしれな

い。

 でも、僕は、敢えて先生方の思いにダイレク

トにお答えしなかった(と思う)。

 なぜか?

 それは、安易に先生方に「答え(らしきもの。

本当は答えなんて簡単に出るはずがない)」を

得た気持ちになって欲しくなかったからである。

 大変かもしれないけれど、学校で、先生方で

あれこれと思いを語り、考え、子どもたちの育

て方を話しあって欲しかった。

 今日の授業をきっかけに、先生方に「対話」が

起こり、思考が活性化されたら嬉しいと思った

のである。

 不満もあったのかもしれない。

 なぜ、直接的に「方法」を示さないのかという

お叱りもあったのかもしれない。

 でも・・・。

 非合理でも、大切にしないといけないことが

ある。

 きっと、先生方は「対話」と「思考」を始められる。

 そう信じて学校を後にした。

 夜になって別の学校の特別支援学級の先生か

らお電話をいただく。校内に複数の特別支援学級

がある大きな学校だ。

「担任団の団結力が増して、今日も、残って子ど

もの指導計画をみんなで話ながら修正していた。」

と言われる。

 嬉しい。

 「みんなで」やっておられたというのである。

 私が以前伺った時

「お互いの授業をほんの数分で良いから撮影されて

放課後にちょこっとみんなで見合ったら?」

などと話した経緯がある。また

「自立活動の目標を、みんなであれこれ言いながら

見直したら?」

などと言った経緯もある。

 

 一人だけでやるよりも、みんなで「対話」した方が

良いと思ったのだ。それには、ベテランのリーダー

であるM先生と、それを支えるA先生の絶妙のコン

ビネーションがあることがわかっていたこともある。

また、初めて担任をされた先生が孤立されない方

がよいと思ったこともある。

 回り道に見えても、「対話」できる仲間と取り組ん

でいくことが、結局は実践の質を向上させるのだと

 

思うのだ・・。

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あれこれと・・

 ブログの更新を怠っているうちに、半月近くが

過ぎてしまった。

 学校への訪問が4校、全国の会議や研究に関

わる協議会で東京への出張が2日。地域の継続

的な支援を支えるツールの仕組みを整えるため

の会議などが2回。

 それ以外にも、あれこれと考えたり作ったりする

ことがあり、あっという間の半月だった。

 もちろん、合間を縫って、東京では大切な研究

仲間と夕食を取り、また、会議の合間には、

先輩と夕食を取ったり、先輩の奥様に、保育の

現場の実態についてお話を聴いたりもした。皆さ

ん、時間を作ってくださるのが嬉しく、そして有り

難く思う。

 暑さが増してきたこともあり、体調のコントロール

が重要な季節になってきた。身体が暑さに慣れて

くるまでが要注意だ。

 この週末は、ちょっとごちそうを家族で食べに行

ったり、書きかけの原稿を仕上げたり、あるプロジ

ェクト関連の資料を精読してみたり、買いためてあ

った本に目を通したり・・・と、久々に時間をかけて

あれこれ取り組めた。

 平日は、帰宅して夕食を取り合えると、日付が

変わりかけてしまうことが多く、なかなかまとまっ

た時間が取れない。集中して考える時間が取れ

ない生活である。なので、久々のこの週末は、

とても嬉しい時間であった。

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