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2010年5月

仲間の活躍

 後輩たちのよい仕事が原稿になり、ある本に

事例として掲載された。

 原稿作成中に読んではいたが、出版された

ものを改めて読んだ。

 よい仕事だと思う。

 気になる幼児とその保護者と寄り添い、教師

と子どもの関係作りが、結果的に親子の関係を

転じさせていく臨床だ。

 見事だと思う。

 個別の臨床だけで終わってしまっていない。

 かといって、「親指導」なんてニュアンスの臨床

でもないのに、いつのまにか保護者が変化し、

親子の関係が変化するのである。

 また、別の仲間から電話があった。

 自閉症・情緒障害特別支援学級の担任だ。

とても難しい状態のクラスを担任している。

時折話し、ちょこっと感じたことを伝えている。

「軌道にのってきたみたい。子どもと過ごすの

が楽しくなってきました!」

 電話の声が、実践を物語っているようだ。

 別の後輩からメール。

 ある研究に参画してもらっている後輩である。

 研究でお願いしていることで、納得のいかな

いことがあったようである。でも、簡単に批判

せず、まずは自己を内省してから、教育の本

質を考えようと努力して、それを文章にして送

ってきている。

 頼もしい。

 何でもかんでも、すぐに批判的な言語化をせ

ずに、自己内省する姿勢。

 僕は、そのユニークな臨床と、愚直なまでの

子どもへの向き合い方に惹かれるのである。

 思わず、長文のメールを返した。

 すぐに返信があった。

 次の研究協f議会への決意表明があった。

 期待しているよ・・・。

 いろいろありながら、みんな頑張っているな・・・。

率直に、とても嬉しい。

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山陰の小都市にて

 先週のことになってしまったが、山陰のある

小都市で、90分ばかりお話しさせていただく

機会があった。

 以前、一緒に研究などさせていただいたが、

今はもう亡くなられている先輩のお住まいが

あった小都市。

 お話をいただいた時から、偶然とは思えぬ何

かを感じ、お伺いしたい気持ちが強まったのも

事実である。

 通常の学級の特別支援教育をテーマに90分。

 障害特性の理解、個別の支援の重要性は当然

だけれども、それだけで、教育が変化していきにく

い理由があるだろう。その理由を意識し、しかし、

決して難しいことばと説明を全面に出さないように

組み立ててお話しすることだけ考えた。

 数日前から、夜、夢の中で構成を考えていたり、

朝起きた瞬間に、構成を練り直していたりする体験

をした。

 いい加減な僕には珍しく、どうにもしっくりいかない

構成をずっと考え続けていたのだろう。

 終了後の懇親会で、大勢の先生方とお話しすること

ができた。

 狭いところにこもってしまわず、多くの方とコミュニ

ケートする大切さと素敵さを感じた時間であった。

今年度は、フットワークが重くなっているので、改めて

反省である。

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自立活動の充実を目指して

 先週は、自閉症・情緒障害特別支援学級の

充実を目指した研究協議会。2年研究の2年

目に突入である。

 研究校の先生方が、前日まで粘って実践資

料をまとめ直してくださった。感謝感謝だ。

 数日前、学校に伺った僕との協議で、更に

資料に手を入れてくださったのである。協議会

前日の深夜に資料印刷となったが、よくぞぎりぎ

りまで粘って修正してくださった・・・と思うと、

本当に頭が下がった。

 自立活動の指導内容をどのように絞り込んで

いくか? これが、研究の柱の1つである。

 そのヒントは、「組み合わせ」だと思う。

 自立活動の6区分を適切に組み合わせる。

 そのためには、子どもたちの実態を、障害の特

性、この場合は自閉症の特性から見直し、整理

する作業が必要なのだと考えている。

 これは、もちろん、子どもたちの姿を障害特性

だけで見ていかないことにもつながる作業なのだ。

 障害特性で整理するということは、逆に、障害

特性とは関連しない部分が明らかになってくると

いうことでもあるだろう。

 協議会では、作り直してくださった資料を参考に

研究校4校の先生方が、その場で実践の見直し

作業を行った。これをきっかけに、今後各校で更に

見直しと整理、そして実践を進めていく構想だ。

「一人でやるのではなく、校内の先生方と話しなが

ら進めることで、子どものとらえ方が拡がる。」

というお話をいただいた。

 答えのないことを探る営みである。

 力を合わせて出し合うプロセスが重要なのだと思う。

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何気ない日常につなげて考える

 先日、一緒に勉強する機会があった幼稚園の

先生方からお手紙をいただいた。園の先生方全

員からである。凄い。園長先生のしつけの厳しさ

が見える。

 その内容が、また凄い。

 僕からのメッセージ、研修内容を、自分の日々

の保育、日々の仕事と結びつけて考えて欲しい

・・・をしっかりうけ止めてくださっていた。

 行動コントロールの研修だったのだが、それを

保育の中にどう活かすか? が思考の中心に

なるわけだ。

 研修で学ぶ。

 自分の保育を思い浮かべる。

 学んだことを、保育の場面に結びつけて考える。

 考えたことを言語化して表現する。

 ここまでを愚直にやっている。

 この次は、実際にやってみることだ。考えたこと

を身体化させて、身体を動かしてみる。そこで、何が

起き、何を感じるか。

 楽しみである。

 そうこうしていると、研究仲間の先生からメールが

届いた。

 お子さんと山登りをした時に、僕との話を思い出し

たと書いてある。

 日常の何気ない一場面で、一緒に研修した内容を

思い出して結びつけて考える。それをことばにして伝

えてくれる。人に伝えることで、ことばの精度が上がる

だろう。

 さすがである。

 実践できない僕に、現場から次々と実践を教えてく

れて、僕の思考を刺激してくれる人である。そのセン

スの源を知った気分だ。

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自分の良さに気づくこと

 久しぶりに、小学校の現場にお邪魔し

4コマ授業を拝見した。自閉症・情緒障害

特別支援学級の授業が中心である。

 対人関係が苦手な子どもたちが、活動の

後の振り返りで、友だちの頑張りを、名前入

りでことばにしていた。担任の先生が

「あんなに子どもたちが頑張るなんて・・。子

どもたちに助けてもらいました」

なんておっしゃっていた。この謙虚さがまた

凄い。

 日頃から指導していなければ、あのような

姿が見られるとは思えないのである。

 じゃんけんに負けるといらいらしてしまう・・な

んて言われている子どもを含む集団が、じゃ

んけんゲームに興じていた。

 コントロールしにくい子どものところには、

支援員の先生がついておられた。

 距離を置かず、すぐ横で声をかけたり身体に

触れたりしている。

 そのサポートのおかげで、担任の先生は、

別の子どもをサポートしながら全体を見ていら

っしゃる。

 素晴らしい連携であると思った。

 さりげないし、派手さはないけれど、こういう

様子を見ると、支援員さんの重要性を強く

思う。

 子どもたちの発言の中に「努力」ということ

ばが聞かれた。

 子どもたちが、自分の活動を通し、実感を

伴いながら「努力」することを意識し、ことば

にしようとしている感じを受けた。

 これ、先生の日頃の指導がなければ起き

ないことである。

 子どもたちが、自分の良さに気づけるように

認めたり誉めたりすることは大切だ。同時に

先生ご自身も、ご自身の仕事、指導、授業等

々の良さに気づかれると良いなと強く感じた。

それを感想としてお届けするのが、第三者の

できることかもしれない。放課後の協議で、

なんとか僕なりにその思いをことばにしようと

試みたつもりである。

 拙いことばだったけれど、思いが先生方に

伝わったであろうか・・・。よろしかったら応援クリックお願いします。

 そのような思いを胸に、学校を後にした。

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身体と気持ちに働きかける

 子どもたちの行動をどのように見つめるか。

 大切なテーマである。

 古くて新しい、そして永遠のテーマだと思う。

 子どもの行動は、基本的に本人の意志が反映

されているという前提にたって考えることが一般

的だろう。

 でも・・・。

 時に、本人の意志が反映していない行動がある

のだと思う。

 反射的、衝動的な行動である。

 そのような場合に、プロはどのように思考し、ど

のように仕事をするか。

 若い先生方とそのような話をする機会があった。

 

 時に、子どもの行動を「止める」必要性が生じる。

その際の「止め方」について話した。

 ことばをかける。

 触れる。

 何を言うか。

 どのようなトーンで言うか。

 強さはどうか。

 子どものどこに触れるか。

 強さはどうか。

 振れ続ける長さはどうか。一瞬か。

 ことばやタッチ(触れ方)は、子どもにどのように

伝わっているのか? への敏感さがテーマとなっ

た。

 目に見えない世界である。

 流してしまいそうな繊細な世界である。

 見えないことを見ようとすること。昨年来、僕が

こだわっているテーマの1つである。

 そこにこだわってみよう。

 表面的な話、わかりやすい話、使いやすい話に

敢えて挑戦しようとする気概を感じる若い方々が

現れているようだ。

 嬉しいことである。

 率直に嬉しい。

 子どもの身体と気持ちの両面に働きかける。

 骨太の教育、保育につながる可能性を感じる。

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