« 語り続ける | トップページ | 暮らしの中の自閉症 »

暮らしの中の吃音

 随分久しぶりに、吃音臨床について、お話を

させていただく機会を得た。

 それにかこつけて、少し早めに現地に赴き

これまたものすごく久しぶりに、尊敬する先輩と

夕食をご一緒させていただいた。

 日本の特別支援教育をリードされる方のお一

人であるはずなのだが、今は、一都市の行政職

で、お仕事をされている。

 発達障害全盛の時代に、そうではない障害の

ある子どもたちのために、お時間を使われて、

丁寧なお仕事をされていた。

 きっと目立たない、地味な、でもものすごく重要な

お仕事なのだと思った。どこにいらしても、軸が

ぶれないお仕事ぶりに、大変な刺激を受けた。

 軸がぶれない仕事をしていきたいと思う。

 講演会は、「吃音のある暮らし」がテーマ。

 ようするに、生活場面から遊離した、お部屋の

中での臨床にとどまらない「暮らし」を視野に入れた

臨床の話を・・・という依頼だったのだ。

 拙著で書いているエピソードを組み合わせての

1時間半。

 そこに流れるコンセプトは「独りぼっちを作らない」

「一緒に進む」である。

 暮らしていればいろいろあるよ。

 でも、独りぼっちじゃないよ。

 吃音のある暮らしの、現実対応を一緒に考えてい

こう。

 そのような取組は、子どもたちの「内面」を少しずつ

少しずつ動かしていくのだと思う。それが、自分自身

の吃音のある暮らしの話を、自分なりにできる「ことば

の力」を育てることにつながってくる。自分の吃音エピ

ソードを笑いながら語れるような、自身への客観的な

まなざしを育てることにつながってくる。

 表面的な言語症状の背景にある「内面」。

 それは、目には見えないものである。

 見えないものを大切にするところに、特別支援教育の

本質があり、吃音のある暮らしへの臨床の本質があると

僕は思う。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へよろしかったら応援クリックお願いします。

|

« 語り続ける | トップページ | 暮らしの中の自閉症 »

特別支援教育」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/403660/33315366

この記事へのトラックバック一覧です: 暮らしの中の吃音:

« 語り続ける | トップページ | 暮らしの中の自閉症 »