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関係性を考慮する

 地域の巡回相談にあたっている方々との会議に

出席した。

 フォーマルな会ではあるが、温かい雰囲気の中

リアリティのある現場のことばが語られる、とても

意義のある時間だったと思う。

 中でも、子どもの思い、状況、保護者の思い、立

場、学校の立場、先生方の思い等々を感じ取り

ながら、子どもの実態だけではなく、教室の状態

先生の教育観や技量も考慮に入れて「相談」に

あたられる相談員さんの、丁寧かつ謙虚なご報告

がとても印象に残った。

 やみくもに一方的なアドバイスをすることはしない。

 保護者に一方的に専門機関受診を勧めることも

しない。

 その場で求められる役割、相談の落とし処を探り

ながら進めていく「相談」。

 でも、「相談」の時間や回数には制限がある。当然

ある限定された条件の中で仕事はするものだ。

 だからこそ、そこに携わる方々の苦悩が伝わってくる。

 今の僕の仕事は、できるだけ事象をシンプルに言語

化し、シンプルな図式に落とし込むこと(を求められる

こと)が多い。でも、臨床の、教育実践の最前線でまで

シンプルさ、単純化が指向される傾向には、危険な

香りを感じる。

 臨床は、現場の実践は多くの関係性の中で成り立っ

ているのだから。簡単に単純に、シンプルには言えな

いことも多いのだ。

 愚直な実践の仕事が、認められ、応援されることは

日本の特別支援教育が、「日本の教育文化」に位置

付いて進むためには重要なことだと思う。

 その意味で、先日の会議には、大きな意味を感じた

のだった。

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