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2009年12月

仲間の支えと継続と

 僕の身近で、この1年急激に伸びたと感じる

人に共通することがあるようだ。それは、価値

観、教育観のベクトルが似ている仲間がいるこ

とと、継続的な学び、刺激の場があることだ。

 自分なりに思考し、組み立てた仕事。

 独りよがりではないけれど、自分らしい仕事。

 正当な切磋琢磨なら良いが、時には不当な批

判ややっかみもあるのだと思う。力が上がって

きた時はなおさらだ。

 

 自分で考え思考する。

 これを、教育における「哲学」を持つというの

かもしれない。

 「哲学」不在の方法論ではなく、しっかりと自

分の頭を使って考えよう。そして、独りよがりで

はない自分らしい仕事を(子育ても!)したい。

 そのためには、仲間の存在が重要だ。

 自分らしい仕事は、自分だけではないのであ

る。だから独りよがりではないのだから・・・。そ

して継続的な学びの環境が必要なのだと思う。

 

 悩んでいる方へ。

 独りではないはずだから・・・。ぼちぼち前に進

みましょう、諦めずに・・・。

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語りの力

 内輪で、ちょっとした勉強会と忘年会を企画

した。3名の先生から話題提供をいただき、

フリートークで考えを出し合おう、そして、各自が

自分なりに考えてみようという勉強会である。

 参加型研修。

 ハウツー型研修が全盛の時代? には珍しい

ようなオーソドックスなスタイルである。

 話題提供者は、基本的に「語り」で子どもにつ

いて、子どもとの関係について話すように依頼し

た。

 子どもとの関係を、どのようなことばにして表

現するか?

 重要かつ難しいことだと思う。

「あの先生は厳しいから・・・。」

などと、何気なく使ってしまうことがあるが、この

ことばによって、ある場面での教師と子どもの関

係が、あるイメージを持って規定されてしまう。

 「厳しい」って何?

 「厳しい」って悪いこと? 等々

 どんなことばで、場面を、関係を描写するか?

 それは、単に記述の仕方の問題ではない。そ

れは、自分自身が、場面を、関係をどのように捉

えているかの反映なのだと思う。

 そういったことを、時間をかけて、ゆるゆると進

め考えるスタイルの勉強会を、これからぼちぼち

とやってみたいと思っている。

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来年度を思いつつ・・

 今年も残りわずかである。

 システム手帳が分厚くなっても、僕は1年前の

スケジュールなどを全て残している。2年分の

スケジュールに全て目を通せるようにしている。

1年前のことを振り返ることができるのは、純粋に

仕事の能率を上げることがある。でもそれだけで

もない。ふと、1年前を振り返り、そのころ何を考

えていたのかに思いを巡らせることができるからだ。

 スケジュールだけではなく、自分の思考のプロ

セスやメモ、アイデアなどなど。あれこれ書いてい

る。印象に残った本のフレーズや人との出会い、

会話も残していることがある。

 1年前。

 翌年度の仕事の構想をあれこれと書き付けている

ページがあった。

 その時のイメージの8割くらいは実現できつつある

かな・・・。

 来年度、何ができるか。

 何を成すべきか。

 少し心を落ち着けて考えてみたい。

          ♪ 樹里からん LOVER’S JAZZを

                         聴きながら・・・・

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おめでとう

 教え子達に春がやってきた・・・。

 僕は何の力にもなれなかったが、子どもたちと

ご家族は、本当に努力をされたのだと思う。

 にもかかわらず

「今まで支え、見守ってくださった方々の気持ちを

忘れないで、これから先も親子でコツコツ進んでい

きたいと思います」

というメッセージをいただいた。

 この謙虚さが凄いと思う。

 本当に凄いと思う。

 おめでとう! 

 夜の忘年会で、一人で乾杯してました。

 他の教え子達は、これから試験に臨む。

 親子で挑み、「闘っている」彼ら、彼女らにも

きっと春が来ると信じているからね。

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「自閉症」として子どもを見ないことの意味

 友人からのメールである。
 日々のちょっとした出来事を教えてくれる。

その小さなエピソードからいろいろなことを考

えることができる。

 体育の時間に、ぶつかってばかりの男の子。

特別支援学級で学ぶ、小学校高学年の男の子

である。

 あまりにぶつかるばかりなので、交流及び共

同学習を担当してる先生から

「わざとやっているように思えてきた・・・」
の声が届いた。

 そんなことはないだろう・・・。
 元々、体のバランスをとるのが苦手である。
 悪気はない行為だと思えた。

 担当の先生は
「わざとやっているんじゃないか。彼らは思春期の

入り口ですから・・。」
と言われる。
 
 思春期の入り口・・・。

 本人を呼んで尋ねた。
 わざとではないと言う。それはそうだろう。
 ついでに聞いてみた。
「好きな女の子はいるの?」

 明らかな動揺・・・。
 そうだったんだ・・・。

 同僚と話した。
「私たちは、あまりに小さな時から彼らを見ているか

ら、彼らの成長がわからなくなっているのかもしれ

ないね。」

 子どもたちは、私たちの知らない間に、どんどん

大きくなっているんだね。

 知らない間に子どもが成長している。
 意図的に「子離れ」していく大切さ。
 障害があって、自閉症の子どもも恋をする。
 「障害」に左右されずに子どもを見つめる大切さ。

 師匠、片倉信夫先生から、若いときに「自閉症だ

と思って子どもを見るのをやめること」を指導いただ

いた。ある一定の時期、これを自分に課すことで、子

どもを障害部分だけで見ない習慣がついた。

 今、このことを改めて思い出している。

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内閣府調査から見る「集団の中の個」

ネット上で配信される大前研一『ニュースの視点』

12月11日号に「日本崩壊の危機?~「結婚しなく

てもいい70%」の意味を問え!」という記事があった。

 5日、内閣府の発表による世論調査の結果、

「結婚は個人の自由だから結婚してもしなくてもどちら

でもいい」と応える人が70%。

「結婚しても必ずしも子供を持つ必要がない」との

問いには42.8%が賛成と答えたことが紹介されてい

た。

 『大前研一通信』を10年ほど読んだり、大前さん関連

のネット配信などもチョコチョコチェックして、氏の考え方

分析等から、教育のヒントを得られるように修行しようと

考えてきた。

 その大前さんからのこの情報には、本当に驚いた。

 この国民の意識が、今後5,10、15年・・・たった時の

教育にどのように影響するか。そして20.30.40年

たった時の日本の国にどのように影響するか。

 いや、そもそもこのような結果につながったこれまでの

日本の教育のあり方を問われる衝撃的な結果だと思う。

 個人の価値観が多様化しているとことばにするのは簡

単だ。でも、人と人がつながり、温かい関係性を紡ぎ、

「集団の中の個」を意識して育て、育つこと。日本の教育が

大切に大切にしてきたことが、大きくクローズアップされる

必要性があると感じる。

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そだちの臨床 発達精神病理の新地平

 杉山登志郎先生の御著書である。

 日本評論社から、この9月に出されたばかりの

この本は、まさに本物のプロフェッショナル。本物の

研究者。本物の臨床医のお仕事が、いかに凄い

ものであるのかを教えてくださるものだと思う。

 同じような内容の書物が氾濫する中、これは、まさに

最新の知見、それも、臨床に、教育実践につながる、

支えになる最新の知見を示してくださっている。

 特に、虐待と発達障害の絡み、関連性、相違性につ

いての研究成果が凄い。

 また、僕らがこれまで細々と取り組んできた「関係づくり」

「衝動コントロール支援」について、「愛着」をキーワードに

論を展開されている。実践の背景となる、基盤となる可能

性のある理論を提示していただくことは、大いに勇気づけ

られる。

 エビデンスを示すことができれば、実践の意味づけも

より明確になるだろう。

 昔々、ある研究会の時に、杉山先生と隣の席でお食事を

ご一緒したことがある。

「地元まで行くから、研究会企画してごらん」

とまで言ってくださったのに、実現」させられなかった。

 今から考えると、なんというもったいないことをしたのか。

 品のないことばで言えば、本当にアホである。

 こんなチャンスを逃しているから、大して力がつかないで

いるのだろう。

 これに懲りて、その後は、割とチャンスを逃していないよ

うにも思う。言ったことは、かなり実現させてきたつもりだ。

と言っても、大した企画力はないのだが・・・。

 この本、これから何度も何度も読むことになるだろう。

 一度目で、付箋とマーカーだらけではあるが、まだまだ

美しいこの本を、いかに汚せるか。自分自身の問題だ。

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小林宏明著/『学齢期吃音の指導・支援』

 金沢大学の小林宏明さん。

 吃音研究者として、若手のホープというよりも

既に日本の第一人者のお一人になっていらっし

ゃる方だ。

 これまでに何度かお仕事をご一緒させていた

だいたことがある。僕の現場に来ていただき、

へったくそな、でも、思いだけはいっぱいあった

授業を見ていただいたこともある方だ。

 現場を大切にしてくださる、でも、現場を見下さ

ない研究の方だと思う。

 その小林さんの新著が出た。

『学齢期吃音の指導・支援』 小林宏明著 学苑社

http://www.gakuensha.co.jp/cn27/pg335.html

 これまでのご研究の成果をまとめられたものである。

 指導プログラムを組み立てるためのコンテンツや

実践例をまとめたこの本。こういった形での学術的かつ

臨床的な本は、これまで日本では、ほとんど類を見ない

ものだと思う。

 さすがである。

 

 吃音臨床を「心理学的」にとらえて、それを教育に

応用するという試みが多く行われてきた印象がある。

小林さんの御著書は、それらの試みを「教育的に」

整理しているといえるかもしれない。もちろん、これま

での多くの日本における「教育的」実践を整理し、体

系的に示されようとしている大きな仕事だと思う。

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教師のための時間術/長瀬拓也著

 とにかく余裕なく、かろうじて日々を過ごした

11月が終わった。

 深夜に帰宅し、夕食後に再び翌日の資料に

目を通したり資料を作ったりする生活が望まし

いはずはないのだが、どうしようもなかった。

力不足と段取りの悪さゆえである。

 そんな中、2度の東京出張を利用して読みた

かった本を数冊読んだ。その内の1冊が標題の

『教師のための時間術』長瀬拓也著 黎明書房

である。

http://www.7andy.jp/books/detail/?accd=32340756

 著者の長瀬氏は、まだ20代!

 しかしこれが2冊目の単著である。

 私など30代後半で、やっと初めての単著を書か

せていただいた。未だ、3冊の単著と1冊の編著

である。

 彼とは比べるまでもない。

 彼は、これからの日本を引っ張る教師になるだろう。

 やりたいことがやりたければ、時間を作る必要がある。

 大切なことがやりたければ、時間を作る必要がある。

 大切な「無駄」を行いたければ、不要な「無駄」を省く

必要がある。

 日本の教育の大切な大切な卵である若い先生方を

守り、やめさせず潰さず、そして、羽ばたいてもらうた

めの努力が僕には足らないな・・・・。長瀬さんの本を

読んで反省である。

 教師の方々に、一読をお勧めしたい1冊だ。

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時代の影響

 時代は移り変わる。

 当然である。そして、その影響をうけて人は生きる。

 障害のある子どもたち、方々も、その障害の種類や

軽重にかかわらず、その影響を受ける。

 当然である。

 そのことが、僕らの仕事にどのように影響するものだろ

うか。

 こういった視点で議論される場をほとんど知らない。

 片倉信夫先生の以下の指摘、人付き合いに希薄さを

求めるという時代の「特別支援教育」に、密な人付き合い

を前提としてきたこれまでの「実践」「教育」はどこまで

通じて、どこからが通じないのだろうか・・・。 

http://www2.bbweb-arena.com/tuitachi/myweb117_007.htm

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