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2009年7月

愚直な臨床で大切なこと

 わかった気にならない。

 愚直に、子どもとのやりとりを言語化して描写する。

 エピソードを丁寧に綴る。

 1つの方法を絶対化した物言いをしない。

 多くの関係性の中で育っていくことを謙虚に認める。

 しかし、プロとしての自分の省察を続ける。

 そして、プロとしての自分の技術革新を続ける。

 愚直な臨床を行うために大切にしてきたことだ。

 これらをずっとやり続けてきた後輩たち、仲間が

あちこちで評価されている。

 夏の研修会等での講師。

 雑誌の原稿執筆。

 書籍の分担執筆。

 良い仕事をしている人は、それでなくても忙しい。

 その上、いろいろな仕事がまわってくる。でも

愚直に取り組み力をつける。それは、周囲への

良い影響につながる。そしてもちろん、自分自身

の力が上がる。

 後輩たちとの勉強会で、見事な臨床を展開して

いる話と原稿を見た。臨床が目に浮かぶ表現は

力が猛烈についた証拠である。

 別の後輩から、キャンプでのこどものやりとりと

反省を書いたメールが来た。メールの文にキレが

出てきた。力が付いてきた証拠である。

 嬉しい。

 率直に嬉しい。

 僕も明日は午前中は研修で午後は研究協議会。

夜は勉強会である。

 また明日からも、愚直にいこう。

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一見無駄に思えても・・・

 通常学級の授業にと特別支援教育の視点を

入れるというテーマの研究協議会を立ち上げ

ている。3回の協議会の1回目が終わった。

 事務局である私の準備不足から、協議が予定

まで進まなかったことは反省である。本当に申し

訳なかったと思う。

 しかし、委員それぞれから、実直な思いを語っ

ていただく時間や、一見無駄に思える確認に

時間を費やしたことは「無駄」ではなかったと思う。

 わかりやすいこと。

 シンプルなこと。

 無駄を省くこと。

 大切である。

 今の仕事では、ここに価値を置くことが要求さ

れる場合が多い。

 

 しかし、研究的な試みやクリエイティブな仕事

には「無駄」のようなことが大切な場合が多い

気がするのである。

 SVでお呼びしている廣瀬先生に

「先生が進め方や内容を決めて、それに従って

やれば早くできるけれど、みんなで確認しながら

進める今日のやり方はよかったと思うよ。」

と言っていただき、少しホッとしたのだった。

 しかし、甘えてはいられない。

 1回目としてはそれでよくても、1年のうちに

形にして世に出さなくてはいけない。それが

与えられたミッションであり、次回までの宿題が

与えられたわけだから・・・。

 多くの学級で役立ち、子どもたちを育てていく

ことにつながるものが作れるかな・・・。

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スクールソーシャルワーカーさんと話す

 あるスクールソーシャルワーカーさんとお話

する機会を作っていただいた。

 お話を伺う機会を作っていただこうと思いつ

つ、なかなか時間を作れなくて(嘘である。

時間は作ろうと思わなければ作れない。限られ

た時間は、自分にとって大切だと思うことから

使おうとするものだから)やっと実現させた。

 90分ほどじっくり話した。

 お話を伺うつもりだったけれど、実際には

フィフティーフィフティーといったところだった

ように思う。

  スクールソーシャルワーカーって??

http://www.sswaj.org/w_ssw.html

  特別支援教育に限らないが、チーム対応の

大切な専門家だ。

  でも、関係性は教育のプロとフラットだと思う。

 だから僕は敢えて「教育」の話をした。

 発達障害といわれる子どもに、教えるべきこと

を、子どもに伝わる様な「コツ」をもって教え育て

ることの重要性を話したいと思ったのである。

 そうでないと、これからプロ同士、一緒に仕事

ができなくなると感じたからである。

 でも、もちろん言いたいことをいったのではな

い。

 コミュニケートしたのである。

 話を伺い、思いをことばにして伝えようとした

のである。

 今度はケースの話をしてみたいと思う。

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心を込めた日本語

 ある会合の後、注意と批判を受けた。

 会での私の話に対するものだ。

 気を遣わずに言いたいことを言わなく

てはいけない。気を遣いすぎるから、

時間が超過する。

 端的に言えば、このような話である。

 気を遣うことと神経を使うことは微妙に

違う気がする。

 私は、気を遣ったのではなくて、神経を

遣ったと思う。それは、「どのように相手に

伝わり、相手のこれからの気持ちの持ちよ

うと行動にどのように影響をするのか」

という点に神経を遣ったのである。

 言いたいことを言うことと、相手に伝わる

ように言うことは微妙に(いや、全く)違う

気がする。

 私は、相手に伝わるように「日本語に心を

込めよう」としたつもりである。

 

 言語臨床家の端くれとして、「心を込めた

日本語」を紡ぐことは、私にとって大切なこ

とである。

 いただいた批判が正当なのかどうなのか。

 これからじっくり考え、生きていかねばならな

いと考える。

 信念を持って生きるのは、凡人にはなかなか

難しい。でも、だからこそ人生はおもしろいのか

もしれない・・・。

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また明日から・・

 この週末は、勤務だったこともあり、

気持ちの切り替えがうまくいかなかった

ようだ。

 人への信頼とは何か、信頼し続ける

ことはできるのか・・・といったことを考えさ

せられる出来事があったせいもあり、

ぱっとしない2日間だった。相手がどうであ

れ、それにかまわず信頼し続けることは

凡人には難しい。

 読んでおきたいものが山積みだったにも

かかわらず、活字が入ってこない状態。

まあ、こういう時はあきらめるかな。

 土曜日の夜にテレビで放映された「県庁

の星」。今の僕には、胸が詰まるシーンの

連続だったな・・・。日曜日の「官僚たちの夏」

も思わず見てしまう。

 また明日から生きていかないとね。

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1秒先の姿をほめる

 授業成立プロジェクトという取組がある。

 毎週、メールマガジンが発行されている。

山口の中村先生の細やかなご努力で、

欠かさず発行され続けているものだ。

 その中で、特別支援教育と授業成立の

関連性について考えていく文章も書かれて

いる。

 その中の1つが、191号、仙台の中嶋先

生の「1秒先の姿をほめる(2)」だ。

http://archive.mag2.com/0000158144/index.html

 思えば、この技術、僕自身も確かに使って

きたものだ。でも、このような形で言語化したことは

なかった。

「今、~しようと思っていたでしょ。」

「~したら、~になるんだよね~。」

 

 嫌みになならないように、さりげなく「先の姿を

想定して」言語化するのである。

 僕の場合は「ほめる」と限定してはいないように

思う。

 「先の姿をつぶやいて」気づきを促している感じ

である。

 さりげないけれど、子どもに届けるメッセージを

大切にしたい。

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「集団の中の個」

 先週、ある研究会に伺った。

 特別支援教育の視点を取り入れた授業づくりを

学ぶために出かけた研究会であった。

 このところ、このテーマを追いかけている。

 特別支援教育が、個別支援に傾きすぎたという

思いを持っている。その流れを、集団指導に揺り

戻す必要がある。このように考え、いろいろな方と

語り合い、考え合っている。

 その際の1つのキーは

「集団の中の個」である と考えている。

 個に応じた指導・支援は、「集団の中の個」への

指導・支援である場合と、あくまで個別に特化した

指導・支援である場合が存在する。

 ここの区別をつけておくことは、今後の特別支

援教育の進化のために重要である。学級集団に

おいては、「集団の中の個」に対しての指導・支援

が必要で、子どもは周囲との関係性の中で育つの

である。

 ここについては、僕の2006年の拙著で既に

主張したことであるが、ここにいたり、この問題が

クローズアップされてきていることを嬉しく思う。

 石川晋氏は、授業づくりネットワーク7月号の2本

の論考で、この問題について言及している。

http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html

 集団指導と個別指導のハイブリッド(混交)。

 特別支援教育の、これからの主要テーマだと思う。

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