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2009年3月

吃音のある子ども

 吃音をご存知でしょうか?

 「どもる」という方が一般的かもしれません。

 ことばの出始めがつっかえたり、伸びたり、出に

くかったりする症状です。

「ぼ・ぼ・ぼ・ぼくはね・・・・・」

「ぼーーーーーーくはね」

「・・・・・・・・・・・ぼくはね」

の様に、同じ吃音とはいっても症状は多様です。

 入試に合格した教え子と久しぶりに会いました。

 合格のお祝いに食事をしたのです。吃音のある

青年です。

 入試の面接、かなり吃ったと教えてくれました。

本人的には納得のいかないしゃべりだったようです。

でも、合格したのですから、吃りながら、なんとかクリ

アーしたわけです。

 これ、大切なことだと思いました。

 それなりになんとか切り抜けること。

 吃りながらでも、自分の目標をクリアーしていくこと。

 目標は、吃らずに話すことではなく、自分が実現し

たいことに向けて、クリアーしていくことだと思うのです。

 「なんとかなるよね・・・。」

 これ、吃音に限らず、誰でも生きていく上で大切な

ことだと思えます。

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感謝できる子どもを育てる

 あるお母さんからのメール。

 アスペルガーといわれている坊やのママで

す。

 1年間、いろいろなことがありました。

 担任の先生の不適切な発言等もあったと思

います。苦労されました。悲しみも多かったと

推察します。

 でも、1年の終わりに連絡帳に、先生への

感謝のことばを綴っておられたといいます。

すると、そこに坊やがやってきて、後で自分も

書くと言ったらしいのです。そして、鉛筆を

渡すと

「○○先生、1年間ありがとう。」

の一言が・・・。

 たった一言に凝縮されているであろう彼の

思い。

 それは、偶然ではなくて、その一言が出てく

るように育ててきている母親の子育ての結果

なのだと僕には思えてなりません。

 いつも、彼にわかるように、でも決してことば

不足にならないように対話する、伝える。

 ことばを大切に大切に育てていらっしゃるの

です。

 アスペルガーだからわからないだろうではな

くて、彼にわかるように伝えよう、対話しよう

となさってきた結果だと思うのです。

 とっても優しく、感性豊かな彼を知っている

僕は彼のことを「アスペルガーの男の子」と

一括りにする気になれません。

 人は、関係の中で育っていくのですから・・。

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気力が湧いてくる時

 3連休が終わりました。

 この連休は、いくつかたまっていた仕事をまとめて

こなしました。

 学会の打ち合わせ、情報交換。

 出版についての打ち合わせ。

 仲間との学習会。

 そして、昔の教え子との再会。

 どれをとっても充実した時間でした。来年度取り組ん

でいこうと考える話があれこれと動き始めています。

 みんな、それぞれおかれたところで、今を充実して

生きていたり、少し身体と心を休めていたり・・・。いろい

ろなことを教えていただきました。帰宅後、しなければい

けない仕事をほったらかしで、パソコンに向かって記録

を残したり、システムノートにメモしたりしたのです。それ

だけ気力が湧いてきた時間でしたから・・・。

  自分がやりたいこと、やらねばならないことを再度

見直さねばと思います。

 今は、一生でこの瞬間しかないのですから。

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授業づくりネットワーク2009春のお知らせ

魅力的な集会です。

皆さん、いかがでしょか?

日時 2009年3月29日(日) 10:00~17:30(受付は9:30~)

■会場 成蹊大学8号館
 http://www.seikei.ac.jp/university/
 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-3-1
 〈アクセス〉
  JR中央線・総武線(東京メトロ東西線)・京王井の頭線吉祥寺駅下車
  ・吉祥寺駅北口バスのりば1・2番より関東バスで約5分成蹊学園前下車
  ・吉祥寺駅より徒歩約15分

10:00~10:20 全体企画「教師の学び-安定した授業・学級経営の模索」とは。

10:30~12:30 ワークショップ1 教科書定番教材で学ぶ言語活動

 教科書には定番教材があります。それを着実に授業にかけることができるというのは、授業に対する安心感・安定感につながっていきます。その教材に対して、新しい学習指導要領では、すべての教科について、「言語活動」という言葉が登場しました。この言語力を身につけ、発表ができるように子どもたちを鍛えていくためのワークショップです。

 A 「小学校国語の文学教材に活用する群読」
             加藤 恭子氏(北海道・伊達市立東小学校)

 B 「中学校国語の文学教材に活用するミニワークショップ型授業」
             平山 雅一氏(北海道・三笠市立三笠中央中学校)

 C 「国語の説明文教材に活用する要点・要約・要旨学」
             白石 範孝氏(東京・筑波大学附属小学校)

 D 「国語の音声言語教材に活用するワークショップ型授業」
             鈴木 啓司氏(千葉・市川市立曽谷小学校)

 E 「国語の作文教材に活用するライティング・ワークショップ
             池田 修氏(京都橘大学)

 F 「理科の実験教材に活用するミニネタ」
             真田 伸夫氏(山形・寒河江市立白岩小学校)

 G 「社会の歴史教材に活用するワークショップ型授業」
             松島 久美氏(山形・天童市第二中学校)


12:30~13:30 昼食休憩


13:30~14:30 授業の導入・つかみ型の工夫

 授業の最初の5分が勝負と考えています。その5分の間に、子どもたちの興味・関心を取り上げたい内容に引きつけ、授業のメインの活動に引き込むポイントがあるはずです。例えば、教師が教材に関する発問をして、それとくっつけて、その後に子どもたちのアクティビィティを用意します。具体的には、ゲームであったり、クイズであったり、パフォーマンスであったり、最近のICT型の授業スタイルであったりします。

 H 「教室の空気をあたためるなごみ・トーク系導入」
             田中 博司氏(東京・杉並区立杉並第九小学校)

 I 「落ち着いた雰囲気をつくるいやし系導入」
             米望 久美子氏(埼玉・さいたま市立与野八幡小学校)

 J 「学習主題に迫る授業目標系導入」
             星 彰氏(東京・調布市立調和小学校)

 K 「教室を盛り上げるパフォーマンス・いたずら系導入」
             田中 光夫氏(東京・羽村市立栄小学校)

 L 「子どもたちを注目させる小道具・ビジュアル系導入」
             中嶋 卓朗氏(宮城・仙台市立桜丘小学校)

 M 「頭の回転を高めるクイズ・ゲーム系導入」
             堀 多佳子氏(宮城・仙台市立小松島小学校)

 N 「楽きびしく鍛える脳トレ・トレーニング系導入」
             大谷 雅昭氏(群馬・藤岡市立藤岡第二小学校)


14:45~16:15 ライフヒストリ-からの学び

 一人ひとりの教師には他人には真似のできない、独特の授業スタイルがあります。しかしその教師の技術は共有されて始めて、すべての子どもたちの役に立ち、一般化されて始めて、みんなのものとなります。ライフヒストリ-研究は、実践家の先生方に、なぜそのような形の授業スタイルを取るのか、根掘り葉掘り質問を行いながら、それを明らかにしていきたいコーナーです。

 O 「個人史としてのユーモア詩」   増田 修治氏(白梅学園大学)

 P 「個人史としてのICT活用教育」   阿部 隆幸氏(福島・本宮市立糠沢小学校)

 Q 「個人史としてのアドラー心理学」 赤坂 真二氏(上越教育大学教職大学院)

 R 「個人史としての群読授業」     高橋 俊三氏(前群馬大学)

 S 「個人史としての体験学習法」   甲斐崎 博史氏(東京・羽村市立栄小学校)

 T 「個人史としてのお笑い教育」   中村 健一氏(山口・岩国市立通津小学校)

 U 「個人史としてのミニネタ」     土作 彰氏(奈良・広陵町立広陵西小学校)


16:30~17:30 「新しい学習指導要領をどのように活用するのか」(講演)
 文部科学省 初等中等教育局 教育課程課長 高橋道和氏

 新しい学習指導要領の改訂のポイントの整理と、現場の先生方にどのように学習指導要領を理解し、現場のなかで活用していってもらいたいと考えているのかについて、できる限り、わかりやすく解説してもらいます。


18:00~19:30 懇親会(希望者のみ)

【参加費】
 一般   4000円
 会員   3000円
 一般学生 2000円
 会員学生 1000円

【懇親会費】
 3000円(希望者のみ)

●申し込み方法
 下記についてHP、Eメール、郵便、FAXでご連絡ください。
  (1)氏名
  (2)一般・会員・一般学生・会員学生の別
  (3)〒・住所
  (4)電話・FAX番号
  (5)Eメールアドレス
  (6)勤務先名
  (7)希望するワークショップ
    10:30~12:30 1(A~Gを選択):(  )
    13:30~14:30 2(H~Nを選択):(  )
    15:15~16:15 3(O~Uを選択):(  )
  (8)懇親会参加の有無
 *参加費、懇親会費は当日払いです。
 *当日受付も行いますが、希望する講座に参加できない場合もあります。(各講座の定員30名前後)
 *各講座の詳しい内容は次のアドレスをご覧ください。
  http://www.jugyo.jp/nw2009haru/
 *申し込み後、連絡が全くない場合はトラブルが予想されます。恐れ入りますが、再度ご連絡ください。

●申し込み先
 (HPの場合)
  http://www.jugyo.jp/nw2009haru/form.html
 (Eメールの場合)
  nw2009haru@jugyo.jp(@を半角にしてください)
 (郵便・FAXの場合)
  〒162-0814 東京都新宿区新小川町6-12
         授業づくりネットワーク事務局
  TEL&FAX 03-3269-3715

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「仲間づくりだよ・・」故大石益男先生のことば

 僕に大きな影響を与えた方のひとりに

故大石益男先生がおられます。ことばの教室

の先生から国立特殊教育総合研究所の研究

者となられた先生に大きな影響を受けた僕は

影響を受けながらも、恐らく先生のスタイルとは

異なるであろう臨床をする人間となったのでした。

 でも、尊敬しています。

 没後10年以上たった今も、その気持ちに変

わりはありません。

 大石先生に言われました。

「障害児教育の仕事はな、仲間作りなんだよ」

 この一言をずっと大切にやってきたつもりです。

 どんな立場になろうとも、それは変わらないの

だと、最近強く思います。

 特別支援教育の情報がこれだけ溢れ、科学的

手法も取り入れられてきている今となっても、

それらを支えるのは学校での職員間のつながり

合いであり、学び合いであると思うのです。

 もちろん、子ども同士のつながりであり、保護者

同士のつながりあいであると思うのです。

 尊敬する先輩がなさっている地域での就労体

験のお仕事でも、そこに集う仲間たちのつながりが

見事です。

 先月講演させていただいた地域の保護者の方の

お話を伺うと、地域の保護者同士のつながりが見

事でした。

 来週のある研修会では、参加者同士のつながりを

深め、語り合いができるような時間を目指しています。

僕に求められるのは、そのコーディネート・・・。でも

一人でするのではありません。グループセッションの

リーダーには信頼できる「仲間」を配しています。

一人じゃないから頑張れる・・・。

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年度のまとめ

 年度の終りを迎えようとしていますが、このままでは

終われない状況にあります。

 今年度、自分が中心となって運営していた研究協

議会のまとめが2本に、自分が企画して動かしてきた

事業の報告書1本が、僕の前に立ちはだかっている

のです。

 1年にわたり研究協議を行い、多くの実践データを

いただいてきました。それを単に並べて報告しても

「紹介本」になってしまいます。

  貴重な大切なデータを、多くの方に役立つように

構成して、論理をはっきり示せるか? そして、それ

をわかりやすい日本語にできるか? 

 とても自分には手に負えない仕事ですが、提供して

くださった方々のお気持ちに応えるためにも、あきら

めずに格闘しようと思います。

 特別支援教育を進めるための地域力向上

 中学校通級指導教室の固有の役割

 このあたりが主テーマになってます。

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地域で夢を育てる

 地元にJリーグのチームが誕生しました。

 今日は開幕戦。

 地域を大切にしよう。市町村の地道な取り組みを

大切にしよう。子どもたちは、地域の取り組みの中で

大切に育てよう。

 子どもが夢を持てるようにしたい。

 夢をもてる子どもたちを育てよう。

 

 特別支援教育を進める中で、このようなことをスロ

ーガン的に言い、メッセージを送りながら仕事をして

います。

 でも・・・。

 自分自身はどうなのか?

 僕自身は、自分の地域で夢を持ち、夢を育てて

いるのだろうか。

 自身の実感のないところにスローガンだけ発信する

のはね~。

 だから行きました、開幕戦。

 息子たちを連れて、行ってきました。

 3、4年前、まだ地域リーグに所属していた頃、芝生

もないグラウンドで試合があった時に見たことがありま

す。まだ小さかった息子のボール遊びのついででした。

 それがJリーグに・・・。

 試合開始前のビッグフラッグとチームカラーに染まっ

たスタジアムを観た時、思わずちょっと胸が熱くなりま

した。

 自ら夢を追ってみようかと思います。

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高校の特別支援教育

 先輩方が書かれたご論文をじっくりと拝読しました。

 http://www.edu-ctr.pref.okayama.jp/chousa/kiyou/h20/08-02.pdf

 高等学校の特別支援教育に立ち向かわれている

実践研究の成果が発刊されました。

 自己理解

 授業づくり

 保護者支援

 3つのテーマに、3人の方がそれぞれに切り込まれ

ています。

 小・中学校の特別支援教育と似ているところ、違う

ところが見えてきている研究だと思います。

 高等学校のスタンダードな考え方? ってあるのか

な。そこと対比しながら考えを深めると、さらに進んで

いく研究なのかなと感じました。

 職場で手にとって読み始め、思わず2時間も業務を

ストップさせて読みました(夜ですから、まあ良いです

よね)。

 最近、明らかに勉強不足ですから、もっと読まない

といけないな・・・と痛感した時間でもありました。

 若い時の5分の1くらいしか読んでいないか。これ

じゃ話になりません。今日から始めようと思います。

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最終講義

 土曜日に、大学時代の指導教官の最終講義に

伺いました。

 厳しい方で、褒めていただいた記憶がほとんど

ないのです。ゼミの指導教官を決める時、同級生

が他の研究室を希望する中、親友と二人で先生

の研究室を訪ねてご指導いただくようになったの

も懐かしい思い出です。

 「ひとり学習」というユニークな学習スタイルと、

そこで用いるテキストの開発というユニークな研究

をなさっていた先生は、それを貫き通していらしゃ

いました。

http://search.books.rakuten.co.jp/bksearch/dt/g001/bathr%B9%E2%BB%B3%CB%A7%BC%A3

 私は「ひとり学習」の影響は受けていない気がし

ますが、子どもたちの書いた作文を持ち帰って読

ませていただいた体験や、長岡文雄先生を卒論

で扱い、集中講義にいらした長岡先生のお世話

をさせていただきながらお話伺ったことが、後に

障害児教育(特別支援教育)にのめり込んでいく

基盤になったようにも思えるのです。

 20年ぶりに先生のご講義を拝聴し、滞っている

自分自身の研究を続けていこうというエネルギー

をいただきました。

 今日は、締め切りすぎている原稿の執筆や、

新しいテーマを議論するメーリングリストへの

書き込みをして過ごしました。

 なかなか進まぬ研究ですが、あきらめずに

いきたいと思います。

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