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2008年12月

1年を振り返って

 いろいろあった年でした。

 母の昔からのお友達から電話をいただき

お花を供えて欲しいといわれました。夕刻に

心のこもったお花が届きました。

「昔、主人が単身赴任の時、熱が出て動け

なくなり、3人の幼児をどうしようと思ってい

た時、あなたのお母さんが、小さかった貴方を

連れて、電車に乗って助けに来てくれたことが

忘れられないの・・・。そんなお母さんだった

よね。」

と言われました。

 私、かすかにその時のことが記憶の片隅に

あるのです。また幼稚園か低学年だった

時のことだと思います。

「貴方たちに迷惑をかけないように、一人で

ひっそりと逝かれるなんて、本当にお母さんら

しいね・・・。」

ともいわれました。

 確かにそうだと思えるのです。

 自分の臨床の原型を作ることになった体験は

案外このあたりから始まるのかもしれません。

 派手さはないけれど、誠実に、親子と進み

できることをナチュラルになそうとする臨床家

が後輩の中に、複数、確実にそだっています。

その中の二人が今年、臨床発達心理士の資

格を得ました。試験に合格したのです。

 良い仕事が先にあり、それが、なんらかの形と

なって評価されること。試験の日も、私自身の

試験よりも緊張して報告を待っていた様な気が

して笑ってしまいました。

 多くの方々と一緒にお仕事をさせていただいた

1年でした。

 新たな出会いが多かった1年でもありました。

 そして今年も、多くの方に支えられた1年でした。

 ありがとうございました。

 皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいね。

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城山三郎『わしの眼は十年先が見える』

 随分久しぶりに大原美術館を訪ねました。

 絵心のかけらもない僕ですが、なんともい

えない静寂と空気を楽しみたくて、出かけた

のでした。

 でも・・・。

 絵よりも解説文に興味を持ってしまうのが

自分らしい・・と苦笑。

 最後に立ち寄ったミュージアムショップ。

 絵はがきにも一瞬惹かれましたが、結局

購入したのは『わしの眼は十年先が見える

大原孫三郎の生涯』城山三郎著 新潮文庫

です。

 十年先を見て、何をなそうとするか。

 時代の先端を行きすぎ、閑古鳥がないて

いたという初期の大原美術館の話を伺うと

その先見性に驚嘆するとともに、日本の

画家を育てるために名画を日本に集めた

いと考えた児島虎次郎の先見性にも

改めて感服です。そして、高額の、エルグ

レコ「受胎告知」を購入して良いかどうかを

大原に尋ねた児島の電報に

「買え」

と一言即答したとされる大原のスケールの

大きさにしびれながら美術館を後にしたの

でした。

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さようならチボリ公園

 長男が生まれた年に開園したチボリ公園が

わずか11年で閉園に追い込まれました。

 大晦日にカウントダウンと同時に閉園という

何ともドラマチックな展開が予定されています。

今日、お別れに行ってきました。

 たくさんの思い出があります。

 お気に入りだった乗り物。

 遠足で遊んだ場所。

 写生大会で描いた場所。

 表彰式で賞状をいただいたホール。

 写真もいっぱい残っています。

 お別れです。

 クリスマスツリーに花火が舞い、一時の輝き

の後に寂しい光が残っている。そのような思い

を抱きながら、ゆっくりと1周し、公園を後にし

たのでした。

 今までありがとう・・・。

Photo

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ひたすら聴き、語る

 今日は、1日中お話を伺い、語った日に

なりました。

 まずは、長いおつきあいの幼稚園の先生

方から園での実践を伺いました。

「こんな、当たり前の話で、役に立つんです

か?」

と言われます。

 一人ひとりがわかるように教えること。

 可能なら、集団に戻せるようにしよう。

 これだけでなく、日頃の、日常の実践の

中からの珠玉のことばが飛び出してきます。

 その後、保護者の集まりにいれていただき

ました。これまた長いおつきあい。

 今回は、学部生、院生数人も参加です。

 若い方々の参加は心強いです。でも、若手

にわかるように配慮した話をする場ではなか

ったですから、よくわからない話もあったと

想像しました。でも、わからない話であって

も、その場を共有し、その空気を感じる

ことは、プロを目指すなら大切なことだと

いう話をしました。

 そして、最後はある学校の先生方と会食

し、教師の同僚性を大切にした実践を

伺いました。

 学校に一人ぼっちを作らない。

 子も親も、教師も一人ぼっちにさせない。

 多忙な中に、同僚への細やかな心遣い

をされる二人の話に、これまた実践の

奥深さを感じたのでした。

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心意気を形に仕上げる

 通常学級の特別支援教育のこれからを

考えたリーフレットを作成してきました。

どれだけの方々のご意見を伺い、いったい

どれくらい修正してきたかよくわかりません

が、それがなんとか形になり、いよいよ

印刷を迎えます。

 長い道のりでした。

 上から降ろすものではなく、現場で起き

ていること、現場が必要としていることを

徹底的に教わり、探り、考えて作ること。

これが、この1年、僕が自分自身に課した

目標でした。

 どの程度の完成度かわかりません。

 でも、コンセプトは明確です。

 リーフレットは、これからの方向性と

キーセンテンスをメッセージとして届けるもの

である。

 リーフレットはテキストブックではなく

メッセージを載せ、心意気を乗せるもの

だというコンセプト。

 徹底的な現場主義に徹した今年の

仕事を、これから順番に形に仕上げて

いこうと思います。まず、その1場面が

やっと完成しつつあるのです。

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笑いと特別支援教育

 僕は基本的に人見知りが激しいです。

これ、本当です。ですから、実は、いろいろな

方にお会いしたいのに、恥ずかしくておっくう

になることも多いです。

 でも、今日は、若い先生方が立ち上げられ

たサークルに誘っていただいて、初参加して

きました。一人、年寄りがいると場違いで

空気を乱すのではないかと、不安に思いな

がらの参加でした。皆さんがどのように思

われたかはわからないのですが、僕にとって

は大変な刺激を受けた時間でした。

 日曜日の夜に、勉強のために集まろうとい

う根性が、並の教師ではありません。よく勉強も

している。不勉強の僕なんか、問題にもなら

ないのです。

 学級担任として、バリバリに仕事をしている

3名の話。おもしろいです。触発され、僕も

あまり語ったことがなかった「恋のから騒ぎ」

を応用した自己認知を促す授業のことなんぞ

話してしまったのでした。

 フリ ー オチ(反応) ー フォロー

 お笑いの基本理論を授業に応用するという

フレーム。どんな子どもの語りにも「フォロー」

を入れて、子どもとのコミュニケーションを成立

させていく。子どもとの関係をつくり、子どもが

安心感を感じられることを目指した授業。その

ために「フォロー」を意識して子どもたちと創

った授業。

 子どもの「笑い」は、教師のパフォーマンス

から生じることもあれば、教師の抜群な「フォ

ロー」によっても生じる。そこで、子どもに何が

伝わり、子どもに何が起きているか?

 愚直な授業づくり、子どもとの「対話」を思い

出した時間でした。

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いします。

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子育て支援の中に・・

 ある通級指導教室の親の会が企画し

た講演会の講師に、心理学が専門の

先生をお呼びして3回目になったようで

す。

 保育所、幼稚園の発達支援、母親支

援がご専門の先生であり、障害児保育

特別支援教育がご専門の方ではありま

せん。だから、いいなーと思って、講師に

お願いしたのが数年前になります。

「私は専門じゃないから・・」

と謙遜しておっしゃったのが最初でした

が、とんでもないことでした。

 障害の有無ではなく、子どもをどのよ

うに見つめ、どのように育てていけばよ

いのかという悩みを持たれる、幼児の

保護者の方は多いと思います。そこに

必要なのは、町医者的な、敷居の低い

相談場所です。そして、そこでは、障害

児相談の前に、子育てに関する情報が

必要であり、子育てに関して話せる仲間

やプロ、時間が必要なのだと思います。

 そのように考えると、この親の会の

講演会が持つ意味がわかります。今の時

代に必要な場所であり、特別支援教育に

おいて、今後重要視される視点がそこに

あるのだと感じます。 

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笑いと教育

 私が凄いなーと思う教師の方々はたくさん

いるけれど、東北福祉大学の上條晴夫先生や

京都橘大学の池田修先生、山口県の中村健一

先生の実践、研究、論文、著書から本当に

多くの影響を受けてきました。

 特別支援教育を専門にしているわけではない

方々からの影響を強く受け、僕自身が特別支

援教育の実践を考え、行ってきた歴史があるわ

けです。

 その影響の1つに、「笑いと教育」のリンクが

あります。

 吃音のある子どもたちのグループ指導で、

子どもたちと「トーク」をしながら、子どもたちが

「吃音のある暮らし」を語っていく取り組みを

やってきました。その時に、意識していたことに

・空気を暖める

・子どもに投げかけ、その子どものリアクション

 に対して瞬間的に「フォロー」を入れる

・「トーク」を通して、子どもたちに「気づき」

 を促す

といったことがあります。

 久々に、上條先生の『お笑いの世界に学ぶ教

師の話術』たんぽぽ出版 を取り出してページ

をめくってみました。

 特別支援教育において、教師の話術は、

簡明である、わかりやすく、短くといった斬り口

で示されることが多い気がします。しかし、

子どもに何のメッセージを伝え、どのような

コミュニケーションをとるのかという観点から

考えれば、「笑い」というテーマは特別支援教

育と大きな関連があると考えます。

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プロの育成

 ある保護者からいただいたメール。

 自分たち親子が地域で大切にされ

てきた歴史が綴られていました。

 今から20年前くらいに、学校が、

自閉症の研修会を校内で開き、外部の

臨床家の実践を取り入れ、ほかの保

護者に、自閉症についての資料を配っ

いたのだというもいのです。

 出会ったプロの思いと力量が、地域と

自分たちの関係を良くしてくれたという

主旨でした。

 時は流れ、出会ったプロに左右されな

いシステム作りが進みつつあるのだとは

思います。でも、やはり、プロとしての

力量が問われるのは当たり前です。

そして、プロの気持ち=ハートが大きく

ケースを左右するのも当たり前。20年

前に最前線の教育に取り組まれていた

先輩方に脱帽です。私は、可愛がられ

励ましていただき、育てていただいたの

です。50歳を超えられた大先輩が、

20代の若造に頭を下げて、実践を見に

いらっしゃった姿。まさしくプロ魂そのも

のだったと思います。

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紙を折る

1月に行うフォーラムのチラシとポスターを

納品していただきました。

 予定より2週間遅れで焦り気味。

 さあ、これから発送作業。

 ポスター2千枚を4つ折りにしなくてはいけ

ません。アルバイトの女性陣が加勢してくれ

ます。が、自分でできるだけやってみようと思

い、夜から紙折り作業です。

 2時間で400枚くらい折って、今夜は終了。

実際にやってみると、思いの外重労働です。

彼女たちだけに任せるには申し訳ない、

パワーを必要とする仕事であることを実感

です。

 やはり、自分で身体をはらないと実感で

きないな・・・。

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