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2008年9月

子育て応援通信

  『特別支援教育の実践情報』明治図書 

2008年10/11月号に、「子育てを応援す

るコーディネーター通信」の実践が掲載され

ています。

 長谷川明美先生を中心とする学校の取り

組みだと思います。

 全員の保護者への子育て応援通信。その

中に、発達障害としての見方も含まれている。

でも、一部の保護者、子どもへのメッセージを

啓発しようというスタンスではないと感じました。

 なるほどな・・・。

 当たり前の特別支援教育。

 障害の有無にとらわれない特別支援教育。

 温かい学校・・・。

 単なるコーディネーター通信ではない、上

記のメッセージを乗せた通信、素敵だなと

思いました。

 温かい雰囲気に包まれる学校、地域作り。

 独りぼっちを作らないためには、長谷川さ

んのような地道な、でも、本質を外していない

取り組みがあちこちに広まることが大切なの

と思うのです。

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http://www.meijitosho.co.jp/zasshi/shosai.html?bango=26125

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独りぼっちを作らないために

 痛ましい事件が起きました。

 細かい事情は何も分かりません。

 どのような方々が親子の側におられ、どのような

おつきあいがなされていたのかも全く分かりません。

 でも、育てにくさを持っていたであろう一人の男の子

がこの世を去ることになった、この事実ははっきりして

います。

 僕らプロにできることはそう大きくはないと思います。

それでも、プロである以上できることはあると思うのです。

 それは「一緒」に進ませていただくこと。

 「一緒」に悩むこと。

 「一緒」に考えること。

 「一緒」に怒ること。

 「一緒」に笑うこと。

 「一緒」に立ち向かうこと。

 「一緒」に対処すること。

 「一緒」に育てること。

 「一緒」に仲間を探すこと。

 「一緒」に未来を探すこと・・・。

 独りぼっちを作らないために・・・。

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母の死

 一人暮らしの母のマンションを管理されている

方から電話をいただいたのは先週でした。

「お部屋の様子が気になるんです・・。新聞が数日

分たまっているようで・・・。エアコンは動いているよ

うなのですが・・・。」

 几帳面な母の性格と、お電話くださった方の歯切

れの悪さは、私の、胸の鼓動を増幅させました。

 慌てて電話をするものの、コール音だけが響きま

す。部屋を開けさせていただいて良いかという申し

出に、すぐに行くから、2時間ほど待って欲しいとお

願いし、私と妻はマンションに向かいました。

 いつも通りの部屋の様子。

 コップやお皿が置かれたダイニングキッチン。

 いつもと何も変わらぬ暮らしの中で、母は最後の時

を迎えたのでしょう・・・。

 来るのが遅くなってごめん。やっと来たよ・・。

 慌てて呼んでしまった消防の方々が

「もう、自分たちにできることがないんです。ごめんな

さい。」

と頭を下げられました忙しいのに、不適切に呼んだ

のは僕らですから・・・。

 大勢こられた刑事さん。僕の気持ちを推し量ってか

「わしも鹿児島に母親、一人暮らしでなー。でも、「住

み慣れたところがええみたいで、こっちこんのや・・。」

 声をかけてくださいました。

 父の時にもお世話になった葬儀センターの方。どん

な小さな僕の不安や疑問も全て聞いて下さいました。

葬儀後、どうしても困ったことが起きた僕らの話を聞

いて下さり

「わかった。なんとかしますよ!」

と言われるのです。どう考えても、業務外のことを言っ

てしまったにもかかわらず・・・。

 恐縮する僕らに笑顔で

「困ってらっしゃるの、わかりますもん!。」

とサラリと言われました。

 このプロ意識・・・。

 本当にありがとうございました・・・。

 電話で訃報をお知らせした恩師が

「帰ってきても、家がなくなったなー。これからは

わしのとこ来るしかなくなったな~。」

と言われます。さりげなく、でも、温かい一言に、心が

ポッカポカです。

 ある保護者からいただいたメールに

「お会いすることができなかったお母様、よく先生を

世に送り出してくださいました。どれだけの親子が

救われてきたことでしょう。ありがとうございました。」

とありました・・・・。

 僕は、お役になんかたっていないけれど、でも、これ

からも前に進んでいこう、そのような気持ちになる、母

への最大級のことばをくださったのです。 

 他にも多くの方からいただいたことばが身に染み、

それらのことばに救われたのです。皆さん、本当に

ありがとうございました。

 両親を失い、やっと、子どもの頃に親と別れること

になってしまった、これまで出会った子どもたちの

心境のすさまじさに気づきかけた気がします。今まで、

なーんにもわかろうとしていなかった・・・。まだまだだ

な・・・この気づきが母の最後の教えだったのかもしれ

せん。

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人を動かすことば

 たった一度、講演でお会いした若い先生。

二次会に参加されていた、とてもすがすがしい

青年で、印象に残っていました。その先生から

メールをいただいたのです。

「ブログを読んで、保護者のお話を伺ってみたい

と思った・・。」

というニュアンスのことばでした。

 駄文から、真摯にメッセージを受け止めてくれて

いるのだな・・と思うと、胸が熱くなりました。

 僕の拙著を読んで、実践したら子どもが育った

んですという若い先生が、その実践をまとめた

ものを送ってくださいました。いえ、正確には

僕が

「読みたい!!」

と懇願し、送っていただいたのです。

 僕の拙著の実践よりも、もっと豊かな実践が

そこにありました。

 拙著からメッセージを受け止め、そこから自分と

子どもの関係を作ってオリジナルの実践を作って

いってるのだと思うと、出版させていただいて

本当によかった・・・と思います。

 大切な仲間からのメールに

「今日も、僕の大切な仲間に、このブログを紹介

したところです。」

と書かれていました。仲間に紹介して下さっても

嬉しいのに「大切な仲間」に紹介くださったという

のです。喜びは更に大きくなりました。

 何気ない一言、でも、人を動かす一言。

 皆さんの一言に救われ、元気をもらい、勇気を出

して、また少しずつ前に進めます・・・。ありがとう。

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分かりにくい授業の教育的意味

 尊敬する先輩に時間をいただき、会食をしました。

実践の質が半端でなく、間違いなく全国区の先輩に

もかかわらず、僕ごときに時間をくださる方なのです。

 いろいろな話題が出ましたが、その中の一つが、

「授業の奥深さ」ということでした。

 「わかりやすい授業」が提唱される昨今。

 もちろん、無意識レベルのわかりにくさは改善したら

良いとは思います。一時一事・・・なんて指示の原則

は中学校以下の教員なら、知っておくべき事の代表選

手でしょう。

 しかし、毎時間毎時間、分かりやすく提示するための

教材、資料を用意し、それを1年間続けることは、あまり

現実的ではないでしょう。莫大なエネルギーをかけるな

らば、「エネルギー対効果」は、考える必要があると思

うのです。

 が、先輩との話で話題になったのは、その観点とは少

し違います。

「分かりやすい授業ばかりやっていて、日本の教育って

大丈夫なの??」

という話です。

 小学校低学年は別にしても、「分からない・・・」という

感情を持ちながら、それでも自分を保つ、尋ねる、助け

もらうことは、教育にとって必要な事なんじゃないか。

 池田修先生の学生に講義させていただいた時

「学生には、分からない事も話して欲しい。」

といったニュアンスの依頼を受けたことがあります。

 さすがだと思いました。

 先日、大学生40人ばかりに講義する機会があり

ました。基本的には「わかりやすい」構成を考えまし

たが、端々に「分からない話」を組み込むことにしま

した。

 分かったつもりになってもらっては困るのです。

 でも、前向きなエネルギーをそぎ落とすような講義

ではいけない。

 うーん、授業って難しい・・・。

 学生に話した「分からない話」の中身は次回に・・。

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8月の終わり

 8月が終わりました。

 このところ、少々バタバタした日々でした。

 全てテーマの違う講演が3本。

 個別の教育支援計画について。

 特別支援教育を進めるための校内支援体制に

ついて。

 養護教諭の特別支援教育へのかかわりについて。

 そして、実践発表へのコメント。

 特別支援教育コーディネーターを中心とした学校の

取り組みの実践。

 特別支援学級におけることばの指導の実践。

 地域内全校からの状況報告。

 地域内の特別支援学級が合同での実践。

 講演もあれば、ワークショップ形式の研修と講演の

組み合わせもありました。また、講演と実践発表への

コメントもあれば、実践発表へのコメントのみのことも

あり、全てパターンが違います。でも、いろいろな先生

方のお話を伺えたことが楽しく、そして、収穫でした。

 この夏は、これ以外にも様々なテーマを与えられま

した。

 生徒指導と特別支援教育の関連というテーマ。

 地域の特別支援教育コーディネーター研修で、でき

そうなことを探すというテーマ。

 大学生への基礎講義。

 幼稚園における特別支援教育というテーマ。

 通級指導教室と在籍園・学校との連携というテーマ。

 よく考えたら、一つとして同じテーマはなかったですし

同じ形式もなかったと思います。実に鍛えられた夏でし

た。

 これらには、共通点がありました。

 それは、全て、ある地域全域を対象とした会であった

ことです。つまり、これらの会は、地域における特別支

援教育が進んでいくための、地域内のつながりを意識

したり、地域の学び合いのきっかえになったりすることを

ねらったものであったということです。

 県外への勉強会にも2回参加でき、少しは勉強もした

かな、刺激をいただけたかな・・・と思いました。若い

先生方へのスーパーバイズやレポート指導、原稿指導

や発表指導をしたり、自分の学会発表のためのデータ

整理や発表のための準備をしたりすることも、わずかな

がらできた夏だったように思います。

 まだまだ甘いけれど、ほんの少しは鍛えられた夏だっ

たかもしれません。 

 さあ、今日から9月。愚直に進みたいです。

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