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教師の卵へ

 ある大学で、4年生に1コマ講義をさせていただき

ました。題目は「特別支援教育」。

 中学、高等学校の教師の目指している4年生、60

名ほどへの講義でした。

 法律について。

 国、県の動向。

 発達障害の特性。

 こういった内容をほとんど扱いませんでした。

 すぐに読める資料が載っているサイトを紹介したの

です。資料にして配付するのもやめました。

 読んでいけばわかることは、各自が読めばよいと

思うのです。これから教師になろうという人であれば、

何らかの形でネット環境は確保しておかないと、仕

事に差し障りがあるでしょう。そして、簡単にダウン

ロードできる資料は、自分で探し、ダウンロードして

読んで、保存する方法を考えることは大切です。だ

から資料は配りませんでした。

 その代わりに、僕がライブで話すから聞ける話を

しゃべろうとおもいました。今回は、特に中学、高校の

先生を目指す卵たち。これまで、僕の本に書いていな

い、中学、高校の事例を中心に組み立てました。それ

も、単に事例を話すのではなく、「描写型」の話です。

 現場の中で見える「発達障害」の姿、暮らしの中の

発達障害、生活感のある日本語です。

 そして、彼らと共に生きる「家族の物語」です。

 メモは取れなかったんじゃないかな、ほとんど。

 「わかりやすさ」

 「見通し」

という2つのキーワードを示し、これだけは意識して

現場に出て欲しいというメッセージも送りました。ここは

メモが取れたことでしょう。側の友達と話して考えても

らう時間も取りました。

 講義が終わった後、この講義を担当されている教

官が言われました。

 「今日のお話を聞いている学生たちを教室の後ろで

見ていて、学生たち、まんざら捨てたもんじゃないな・・と

思ったのです。学生たちは、自分のことと重ねてお話を伺

っていたと思うのです。」

 そう、僕も思いました。

 彼女たちの話の聴き方は、実に話しやすいものだった

のです。

 ノートはほとんど取れなかったでしょう。

 本当のところを言うと、僕が何を言っているのか、よく

分からなかったのかもしれない。でも、彼女たちは、

間違いなく、これから一緒に「日本の教育」を作る最前線に

出るのです。

 採用試験が始まりました。

 頑張って欲しいです・・・。

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