« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008年7月

夏の昼下がり

今日は、通常学級の先生方240人くらいが

集まられた研修会でした。約2時間弱お話

させていただく設定。ロングランです。

 おまけに、午後13時半開始。

 午前中は水泳指導で身体を動かしてこら

れた先生方も多かったと思われます。

 昼食後。

 クーラーが効いた環境。

 後は推して知るべし・・・となる予定でした

が、ほとんど寝ていらっしゃる方がおられま

せんでした。

 大した視覚支援もせず、レジメと語り一辺

倒で展開したにもかかわらずです。

 そのかわり、正直、渾身のことばを吐きま

した・・・。

 集団の中の個、個としてみた時の個。

 これが、テーマでした。

 個別の臨床でできることは限られている。

 学級の先生方のご苦労とご努力が、個

別の臨床に意味を与えてくださる。

 「一緒に」進みましょう。

 子どもと「一緒」に。

 家族と「一緒」に。

 プロ同士が「一緒」に。

 また、今日も教育的浪花節だったかな・・。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

7月

 7月もあとわずかですね。

 今月は、時々お休みをいただきながら、少し

休息を取りながらの仕事です。あまりにも暑す

ぎますから・・・。

 今月は、講演7本、ワークショップのファシリ

テーター1本、研究協議会の主査3本、勉強会

への参加8回、その他公務での会議等が多数

といった感じで進んできました。多くの方々と

出会い、語り、対話し、考え、そして自分自身

のことばを創っていく作業を行い、それを、何ら

かの形にしたり、エネルギーに変えていったり

する日々になればよいな・・と思っています。

 暑い時期ですが、ここが踏ん張りところかな。

 いろいろな方々とお仕事をご一緒できる幸せを

感じながら、暑さに負けないように進みたいです。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

初心

 先日、10年以上にわたりおつきあいいただいて

いる保護者のグループの方々とお話しする機会が

ありました。いえ、正確に言えば、僕の都合に合わ

せて可能なメンバーの方がわざわざ集まってくださ

ったのです。

 当時、幼児、小学校低学年だった子どもたちも、

中学生、高校生、高校卒業と成長しています。

 当時から、一貫して考えてきたこと。

 関係づくり。

 心を育てる。

 子どもとの関係づくり。

 周囲の方々との関係づくり。

 それぞれの家庭が周囲との関係を地道に築かれ

勉強、陸上、畑、太鼓、ピアノ等々の活動をしてこら

れています。

 僕の役割は、たまにお会いして励ますだけ。

 今は休止中の療育も、実は、ご家族がなさってき

ていることを伺い、励まし続けてきただけだったのだ

と思います。

 久しぶりにお会いして、ずっと考えさせられました。

 これから、僕は、どうやって生きていこうかと・・。

 初心に返って、何かを始めたい。

 そのような気持ちです。

 師匠の本を取り出し読み始めました。

 やはり、僕はここから始めたのだと思うから・・。

 励ましていたのではなく、実は励まされていたことに

気づきました。

 ありがとうございます。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

教師の卵へ

 ある大学で、4年生に1コマ講義をさせていただき

ました。題目は「特別支援教育」。

 中学、高等学校の教師の目指している4年生、60

名ほどへの講義でした。

 法律について。

 国、県の動向。

 発達障害の特性。

 こういった内容をほとんど扱いませんでした。

 すぐに読める資料が載っているサイトを紹介したの

です。資料にして配付するのもやめました。

 読んでいけばわかることは、各自が読めばよいと

思うのです。これから教師になろうという人であれば、

何らかの形でネット環境は確保しておかないと、仕

事に差し障りがあるでしょう。そして、簡単にダウン

ロードできる資料は、自分で探し、ダウンロードして

読んで、保存する方法を考えることは大切です。だ

から資料は配りませんでした。

 その代わりに、僕がライブで話すから聞ける話を

しゃべろうとおもいました。今回は、特に中学、高校の

先生を目指す卵たち。これまで、僕の本に書いていな

い、中学、高校の事例を中心に組み立てました。それ

も、単に事例を話すのではなく、「描写型」の話です。

 現場の中で見える「発達障害」の姿、暮らしの中の

発達障害、生活感のある日本語です。

 そして、彼らと共に生きる「家族の物語」です。

 メモは取れなかったんじゃないかな、ほとんど。

 「わかりやすさ」

 「見通し」

という2つのキーワードを示し、これだけは意識して

現場に出て欲しいというメッセージも送りました。ここは

メモが取れたことでしょう。側の友達と話して考えても

らう時間も取りました。

 講義が終わった後、この講義を担当されている教

官が言われました。

 「今日のお話を聞いている学生たちを教室の後ろで

見ていて、学生たち、まんざら捨てたもんじゃないな・・と

思ったのです。学生たちは、自分のことと重ねてお話を伺

っていたと思うのです。」

 そう、僕も思いました。

 彼女たちの話の聴き方は、実に話しやすいものだった

のです。

 ノートはほとんど取れなかったでしょう。

 本当のところを言うと、僕が何を言っているのか、よく

分からなかったのかもしれない。でも、彼女たちは、

間違いなく、これから一緒に「日本の教育」を作る最前線に

出るのです。

 採用試験が始まりました。

 頑張って欲しいです・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イベント化しない授業

 昨日は、ある研究協議会で、尊敬する先輩と

ご一緒しました。以前、ブログに書いたことがある

方ですが、とにかくスケールが僕とは違います。

 あるケースの報告をしてくださいましたが、

それが圧巻。

 指導している生徒と話す際に、紙と鉛筆でその

場で図化しながら進めたという、ほとんど走り書

きみたいな「現物」を見せて下さいました。

 その子の友人たちが、ポケットに忍ばせていて

教室で必要なときに出して見せている支援の紙。

広告の裏に、ちゃちゃって感じで書かれた紙の

さりげなさ、何気なさが素敵でした。うん、これなら

きっと不要になったら捨てられるだろう(支援を減ら

す)なんて思ったのでした。

 「イベント化しない授業をね!」

とサラリと言われるところがカッコイイのです。

 やたら教材に凝っている授業は、毎日続けられ

るものなんだろうか・・・と思ってしまうので、この主

張に大変共感したのでした。

 僕も、自閉の子どもたちとの指導の主力グッズは

紙と鉛筆、色マジックだったな・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

仲間との語らい

 非常に慌ただしい、でも幸せな数日間を送って

いました。

 ある市の生徒指導研修会で講演。「生徒指導と

発達障害」の絡みについて、具体例から説明を

していきました。その後、尊敬する先輩と会食。

オリジナリティ溢れるお仕事の数々をレクチャーし

ていただく時間をいただきました。

 翌日は、また別の市の特別支援教育コーディネ

ーター研修に招かれました。

 今できそうなことの振り返り、中学校区事に別れ

て、持ち寄ったミニレポートを各自が発表するワー

ク。そして、全体発表。

 私は、ミニレポートを読ませていただきながら、

その場で軽いプレゼン資料を作って、最後にコメン

トさせていただきました。

 「指導助言」と言われますが、答えのはっきりし

ない多くのトピックに対して、このことばは不適切

だなーと感じます。敢えて、感想をコメントすると

話したのでした。

 その夜には、地元の自主研修会に混ぜていただ

きました。支援員といわれる立場の方々の本音を

伺う時間でしたし、また、文献の輪読をされるという

オーソドックスなスタイルの学習会、新鮮でした。

すごいなー・・・。

 翌日は、幼稚園の先生方で、僕の大切な仲間に

声をかけての研修会。幼稚園の考え方、実践、そ

して悩みを聞かせてもらえた大切な時間でした。

 その夜から、これまた別の大切な仲間、県外の

メンバーも交えての合宿研修でした。

 教員、言語聴覚士、相談員、研究者、民間療育の

指導者、指導主事等、いろいろな立場の方が集まっ

ての研修です。

 子どもの事実を大切にする。

 自分と子どもの「間」、関係を大切にする。

 自分と家族との「間」、関係を大切にする。

 立場は違っても、臨床方法は違っても、基本となる

部分で共通の大切さを持つ仲間との協議は、夜中の

12時まで続きました。

 私はそこでダウンしましたが、他の方は、まだまだ

やっていたらしい・・・。にもかかわらず、翌日の朝食に

一番遅く出向いたのは私・・。

 うーん、体力不足か・・・と反省した合宿でした。

 4日間、いろいろありました。

 多くの方と一緒に仕事を進めていることを実感し、

ありがたさが身にしみた日々でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

紐解くーひもとくー

 ある研修会に招かれて行ってきました。

「生徒指導」と「発達障害」のつながりについて

考えることがテーマでした。

 私は、5つほどの例を話し、そのケースの背景

に何が見えるかを「紐解こう」と試み、話しました。

 不登校の子どもを紐解くと、自閉症の特性から

自分なりのルールを作って周囲ともめていることが

わかった話。

 いじめの加害者を紐解くと、仲良しと思ってい

た友人が、他の子と話しているのを見たことで、

「裏切られた」と感じていた。人の気持ちを推察し

にくいことから、見えた行動を自分なりに意味づけ

してトラぶっていたことが見えてきた話。

 終わった後、事務局の先生に言われました。

「今日のキーワードは、紐解くですね。紐解いて

考える・・・か!」

 ケースを紐解く仲間が増えるきっかけになってい

れば幸せです。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »