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説明することば

 ある自主研修会に出席しました。お二人の実践

発表を伺い、それを元にコメントしながら講演する

のが、僕に与えられた任務でした。

 その中で、僕が話したトピックの1つは、説明のこ

とばです。

 ある子どものエピソードを話すとき。

「我慢ができない子どもなんです。」

と話して説明するか、

「止めようとはするのですが、止めきれなかった子ど

もなんです。」 

と話して説明するか。

 どちらも、ある子どものことを説明することばな

のですが、聞き手への伝わり方は、違うんじゃない

かな・・・と思うのです。

 同様に

「嫌なことはやらない子どもです。」

と言うか

「嫌なことでも、やろうという気持ちは出てきている

のですが、実行は、まだできない子どもなんです。」

と話すかでは、これまた子どものイメージが異なって

伝わるように思います。

 これらは、単にことばの問題なのでしょうか?

 僕は、違うかなと思っています。

 これは、子どもを見つめる語り手のまなざしの

結果だと思います。

 子どもの見方の結果です。

 子どもへの思いの結果です。

 どのようなことばで、子どものことを説明するか?

 どのようなことばで、子どもを語るか?

 そこには、語り手の子どもの見方が表れます。だ

から、研修会で、子どもの様子(厳密には、語り手

と子どもとの関係ですね)を語ることを大切にして

きました。そして、いろいろな意見を聞きながら、

自分の考え方や支援について振り返ることを目的

としています。

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関係支援」カテゴリの記事

コメント

今回のブログ非常に考えさせられました。
本当にことばの一言一言にどのように子どもを見ているかということが表れますね。

僕も自分がそうなっていないか常に振り返ろうと思いました。

投稿: 川本敦 | 2008年1月20日 (日) 12時00分

 川本さん、こんばんは。
 文章のメッセージを感じ取りながら読んでくださり、嬉しいです。

投稿: 夢追い人 | 2008年1月20日 (日) 23時29分

先日、ある中学校で作られた指導計画を
見せていただく機会がありました。
そこには「人の話を聞こうとしない」
「整理整頓しようという気持ちがない」と
いった言葉が並べられていました。
具体的にその時の状況を聞いていくと
声をかけてから伝える時と
そうでない時の違いがあったり
伝え始めた時は、大丈夫なのだけれど
少しすると気持ちが続かないような
様子が見受けられることがわかってきて
そこで「あっ、確かに最初は聞こうと
しているのですね」とおっしゃいました。
また、「そういえば、整理整頓をさせようと
すると困ったような顔をしていた」という
ことも話題に出てきました。
どうも 私が書くときっと微妙にニュアンスが
違ってしまい、夢追い人さんが描こうとしている
ことを邪魔しているような気がしてしまうのですが
修行を続けますので、お許しくださいね

ところで、東田直樹さんをご存じですか。
千葉県の支援学校在学の生徒さんです。
たくさん本を出されていますので、
よかったら読んでみて下さい。
私達にいろいろなことを教えてくれます。
昨夜は少人数の学習会で、東田さんの様子を
ビデオで見ました。日頃の自分たちの
見方を考えさせられる時間になりました。


投稿: 落花生 | 2008年1月26日 (土) 06時28分

落花生さん、お元気ですか? 激務だと思います。
お身体大丈夫ですか?
ステキなコメントありがとうございました。
指導計画の日本語は、「わかりやすく」ないといけない。端的でないといけない。
でも・・・。「わかりやすい」ことは、「わかった気になりやすい」ってことかもしれない。
物語的把握、物語的記述を大切にしながら、子どもや家族の幸せに向けての必要に応じて、ことばのレベルを変えていく、永遠の修行なのかな・・・って思いながら生きていきたいです。

投稿: 夢追い人 | 2008年1月27日 (日) 13時40分

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