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わかった気にならない

 先日、ある大学で1コマ講義をさせていただく機会が

ありました。

 来年、2日だけ特別支援学校に体験実習に行く予定

の2年生が中心の100人程度の受講生でした。

 特別支援教育について、現場の様子について・・なら

何でも良いというアバウトなご依頼で、どうしようかなと

考えましたが、結局、決めたテーマは「わかった気にな

らない」ことでした。

 最初の10分ほど、最低限度の知識について説明し

ました。その後は

  ・いろいろな子どもたちとその暮らし

  ・学級集団の中で

    支援を必要としていることその周りの子どもたち

  ・支援を必要としている子と家族

  ・どのように支援できるか? そのアイデア

のような構成で80分話しました。

 私のねらいは、わかったような気にならないこと。そして

考えるきっかけになること。そして、自分のこれまでの体験

とリンクさせて振り返ろうとすることでした。

 後日、送っていただいた学生たちの感想を読みました。

 そこには

私の小中学校の時に・・・」

と過去の学校生活で出会った友達について振り返って

記述していものやバイト、家族、親戚等との出会い、経

験を振り返って記述してものが多数見られました。

 また、

「考えさせられた・・」

という記述もよく見られました。ほとんどのレポートが、

自分の経験をエピソード的に引いて、そこから思考しよ

うとしているのが良いなーと思いました。指導教官は、

その講義の時、記述の仕方について注意をされなかった

ですし、その後、学生に対して指導される機会はなかった

はずなのです。とすれば、あれは、学生たちの地力とい

うことになります。嬉しいことです。将来、現場で一緒に仕

事できる日がくれば良いなーと思える出来事でした。

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