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同じ行為と言ってもね・・

 先日のある研究会での話から。

 さっきまでニコニコしていた子どもが、突然

豹変し(たようにみえて?)周りに暴力をふる

ったり、ものを投げたり落としたりするという

話。危険を回避する必要もあるし、場合によ

っては、押さえたり止めたりせざるを得ない

というエピソードを話していました。ディスカッ

ションの中で、ある学生さんから

「先生たちが、子どもを押さえすぎているから

それに反発しているのでは?」

という意見がでました。

 そうそう、確かにそのような場合もあるから

考えの1つとしては、悪くないなーと思いながら

聞いていました。しかし、その発想の奥には、

「押さえること=悪いこと」という思考があるよ

うな気もしたのです。

 私は

「その子は、果たして好きでその行為をやってい

るのだろうか? それとも、やりたくないけれど

やっているだろうか?」

と問いかけました。

 そこを考え、探ろうとする姿勢がないと、思考

停止してしまいそうだと思うからです。

もし、やりたくないけれどやっているのだとした

ら、僕らは、何を思いながら子どもに向き合うか。

本当はやりたくないんだよね。でもやってしまう

んだよね。よし、じゃあ、絶対に止めるから。絶

対にさせないからね。絶対止めるから。」

 こう思って、子どもを押さえるのと

「なんでそんなことばかりするのかなー? ホント

どうしようもないねー。」

と思いながら止めるのは、同じか違うか?

 行為としては、一見同じ。

 押さえるという行為。

 でも、問題は、子どもにどのように伝わってい

るのか? ということだと思います。そして

大人と子どもが「一緒に」闘い、進むような

やりとりになっているのかどうかということだと

思うのです。

 行為だけを見ていてはわからないこと。

 そこが重要だと、私はずーっと思いながら

こどもたちと過ごしてきました。

 同じ行為と言ってもね・・・。

 子どもにとっても、大人にとっても、意味が

違う場合があるんだよ・・。

 私のメッセージが、若い先生方や学生さん

に伝わったかな。それによって、私のことばの

意味も変わってくるのです。

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