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合わせようとする気持ち

 先日、初めて特別支援学級を担任された先生方の

研修会に伺いました。音楽の授業でした。

 6人の子どもたちが1つのクラスに集まり、合奏に

取り組む授業でした。一人に1つあるいは2つのハン

ドベルが手渡されました。まずは、先生の指示の元、

一人ずつ音階を奏でていきます。他の子どもが音を

出しているとき、音を出さずに待っていることが必要

になります。それまでの空気とは少し空気が変わっ

た気がしました。そして、子どもたちは、待ちました。

ほどよい緊張感が流れます。次は、音符が色別に

示してある楽譜を見ながらの演奏です。子どもたち

は、それぞれに前に貼ってある楽譜を見て、先生の

指揮を意識してハンドベルを演奏します。途中まで

演奏が進むと、聴いている方には

「もうちょっと! 集中して・・。」

の気持ちが強くなりました。いや、きっと子どもたち

も、同じ気持ちだった気がします。子どもたちは、

それぞれに集中している様子。

 私は、子どもたちの表情が見たくなり、さりげなく

廊下に出て前の方から表情を眺めました。

 集中はしているけれど、でも、子どもたちは、笑顔

を見せています。やらされているのではなくて、

自分でやろうという気持ちの現れなのかなと思いま

した。

 音楽の授業は、子どもたち一人一人の気持ちを

育てる授業だったと思いました。そして、6人のこども

たちが集団として育ちつつある授業でもあったと思い

ました。

 

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特別支援教育」カテゴリの記事

コメント

特別支援学級に在籍している自閉症のある子ども。
高学年になり,音楽の交流はもう限界かも…と音楽の先生からの言葉。席を離れることがが多いのです。
ある日私は彼に尋ねました。「音楽は好き?嫌い?」彼曰く「好き。」何度尋ねても同じ答え。でもはじめて交流の音楽の様子を見に行くと,歌わない,楽器も演奏しない。しかも曲がかかると,離籍が増える彼。彼は音楽の何が好きなのだろうと…しばらくは????朝の会でたまたまテンポのよい英語の曲がかかったとき,何もしない彼に,私と手合わせでリズムをとることを教えると,なんと拍の流れに見事にのって手合わせが調子よくできてしまいました。「すご~い。」と私。なあんだ彼は拍の流れがきちんとわかるんだ。彼の音楽の参加の仕方に希望が見え始めました。人と合わせようとする気持ちを育てるのに,音楽,特にわらべ歌あそび,手遊びはよく利用します。

投稿: ひまわり | 2007年7月 1日 (日) 00時20分

ひまわりさん、貴重なコメント、授業場面での子どもの内面と動作のつながりのとらえ方を教えてくださってありがとうございます。なるほどなー。音楽が好きと一口いっても、音楽の何がすき?どこがすき? を
見つめて行くことが大切なんですよね。細かい見方って感じかな・・・。

投稿: 夢追い人 | 2007年7月 1日 (日) 01時28分

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